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ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File120】十八萬接続達成御礼・・・ボツ原稿サルベージ大作戦/ニッポン大戦車軍団A
この『血戦奇襲部隊(THE FIGHTING SEABEES/1944)』の邦題名ですが、『血戦』なんて聞き慣れない言葉が使用されております。辞書で調べたところ『血戦』=血みどろになって激しく戦う事。またその戦いだそうです。因みに『決戦』=勝敗を決める重大な戦いとなっています。以前『西部戦線異状なし』について観戦記で紹介した時に、『異状』と『異常』について書かせていただきましたが、この『血戦』と『決戦』も同様な書き間違いをしそうです。しかし『西部戦線異状なし』程はメジャーな作品ではないので、そんな心配は徒労でしょうか・・・さて、この作品を未見であるとして、邦題と荒筋だけから推察してみると、邦題名の『奇襲部隊』は『米海軍建設大隊』の事を差しているのでは、というイメージがありますが、内容的には『奇襲部隊』=『日本軍』≠ナあるとしか思えません。『日本軍奇襲部隊との血まみれの激戦』って事です。配給会社の宣伝担当者が単純に『戦う海軍建設大隊』ってするよりは、一般映画ファンの興味を惹く邦題って事で命名した邦題と言う事でしょうか!
取り合えず『血戦奇襲部隊』のソフト各種及びポスター関連の画像一覧を紹介させていただきます。米国では数々のVHS及びDVDのソフトが発売されておりますが、残念ながら日本ではVHSで一種類が発売されているのみです。しかもこれは殆んどレンタル用で、一般への販売は無いのではないかと思われます。古い・・・或いは規模の大きなレンタルビデオ店には現在でも在庫されているかも知れません。かく言う私ATFは、某巨大ネットオークションサイトにて一年以上も出品されるのを待って、やっとの事で入手出来ました。字幕無しの海外製DVDでも良いならば、ジョン・ウェイン主演の戦争映画作品ばかりを収録したDVD-BOX『JHON WAYEN AT WAR』ならば、海外通販サイトにて比較的入手し易い様です(ただしリージョンコードが異なる為、日本国内製DVDプレーヤーでは再生出来ません)。昨今、古いハリウッド製映画の版権切れに伴い1000円以下の廉価版DVD(・・・所謂パブリック・ドメイン映画作品)として、多くの作品が発売されていますが、この『血戦奇襲部隊(THE FIGHTING SEABEES/1944)』も何とかDVD化して発売して欲しいものです。さて画像紹介ついでに、引き続き興味深い画像を紹介させていただきます・・・日本軍戦車に関しては今暫くお待ち下さい(汗。
まず紹介させていただくのは、物語中での海軍建設大隊に関連する場面の画像です。
【左上】海軍建設大隊の正式部隊記章だと思われるのですが、詳しい資料がないので良く解りません。人物像の下部に記されているのがラテン語の部隊モットーだと思われます。
【右上】海軍建設大隊設立の正式認可後、隊員の志願募集会場で、面接官の机の前に貼られていた部隊マスコットキャラクターが描かれたポスターです。部隊創設時に早くもマスコットキャラクターが出来上がっているとは、流石はマスメディア・CM大国アメリカであります。
【左下】クライマックスの部隊表彰シーンで登場する、部隊モットーの日本語訳字幕・・・前述の私達は造る、私達は戦う≠ナはなく我らは作り、造ったものを守る≠ニ訳されています。こっちの方が恰好良いですな・・・。
【右下】新入部隊員の訓練風景です。海軍での水兵訓練らしい(例えば手旗信号とかカッターを漕ぐとか言った)シーンはなく、陸軍や海兵隊式の戦闘訓練シーンを中心に描かれておりました。
次に紹介する画像は、物語中盤における日本軍の奇襲攻撃に関連するシーンの画像で、まだ正式に海軍建設大隊が編成されていない土木技師義勇隊≠フ頃の場面です。
【左上】太平洋戦争を舞台に描かれた作品の中でも、珍しい日本軍の大規模上陸シーンです。
【右上】日本軍奇襲上陸部隊の指揮官らしい将校です。相変らずおかしな日本語を喋っていますが、注目すべきは、その手に持つ拳銃(黄丸内)・・・画像では小さくぼやけていますが、画面で観る限りではドイツのルガー拳銃の様にも見えます。日本軍将校がルガー(orワルサー)拳銃を所持している場面は、古いハリウッド製戦争映画では良く登場します。南部十四年式とかのプロップ拳銃が無かったのでしょうね。
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06月12日(月)
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