ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File095】7月12日で、もう限界です・・・『大脱走』観戦OFF従軍記/最終巻
やがて時刻は一四○○を過ぎ、別働隊及び後続部隊(まなぶん隊、ラヴァ隊)が次々に到着、合同を果たす・・・鑑賞チケット及び整理券の配給実施・・・並びに今回の『大脱走』観戦OFF参加者全員への記念として、恒例(過去三度に渡るCOI記念上映会時、参加者に進呈して来た実績あり・・・自慢すんな!)作戦参謀ATF心尽くしの観戦記念チケットを全員に進呈する。しかし安曇重工様義弟師団ネーベ様からの連絡が無い・・・果たして大丈夫だろうか・・・一抹の不安が走る。ところが、時を経ずして安曇重工様の野戦電話が電波を受信した・・・ネーベ様、無事東急文化会館入口に到着との事。一同安堵する。まもなくネーベ様合同・・・手短に着任の申告(自己紹介)が行われる。こうして『大脱走』観戦OFF第一次攻撃隊の編成は完了した。時に一四二○・・・時を同じくして同日第一回放映が終了、劇場より観客の撤収が開始され、猫の額程の広さしかない狭いエレベーターホールは、一挙に大混乱となる。撤収する観客は、皆一同に名作に感動した晴れ晴れをした表情だ・・・今更ながらに『大脱走』という作品のすばらしさが実感させられる。劇場内のホールでは、報道班員による取材なども行われている。やがて撤収する観客の波も収まると、それを待っていたかの様に、今度は第二回上映分の観客が三々五々エレベーターホールに終結し始めた。流石に整理券配布の時の遅々とした東急文化会館側の対応とは打って変わって、今度はきびきびとした手順で整理券番号に従った整列が開始される。これはDJANGO将校斥候情報通り・・・整理券番号1番から50番まではエレベーターホールに、51番以降は七階に通じる階段へと整列させられた・・・。我々『大脱走』観戦OFF第一次攻撃隊の面々の整理券番号は7番から14番・・・観戦に適した座席を充分専位できる番号だった・・・しかし喜んだのも束の間、再び戦線は膠着する。人々の熱気で一層不快指数が上昇したエレベーターホールに並ばされたまま、時間は過ぎて行く。まるで先日観戦した『灰の記憶』の中で描かれたワンシーンの様に・・・。そして遂に時は至れり・・・慌ただしく劇場入口の検問が開かれると、整理券番号に従って、次々に劇場の中へと雪崩れ込む。劇場の中の座席(450〜500席程)は将に入れ喰い・・・選び放題だ!迷うことなく前方より15列目(20列目くらいだったかも・・・激しく記憶はあやふや!)中央座席一帯を、我が第一次攻撃隊メンバーによって占拠・・・時に一四五○、いよいよ作戦開始の為の陣地は確保された。その後も次々に劇場の中に観客が送り込まれてくる・・・それは様子は将に『スターリングラード(2001)』で、到着した貨車から次から次ぎへと前線に送り込まれるロシア軍兵士たちの姿の様であった・・・。見る見る内に座席は埋まり、当初広々としていた劇場内は、すっかり様相を異にして行く。そして既に立ち見客も生じていた・・・先発決死隊の任務は報われた・・・!約三時間と言う長帳場の観戦を前にして、精神を落ち着かせる為に厠に向かう・・・休息所ではラヴァ分隊士が粋に一服吹かしている。かつての70年代、年末のテレビのロードショーで毎年の如く『大脱走』が放送されていた・・・まだ幼かったATFは、放送開始の前にそそくさと食事と風呂そして厠を済ませ、居間に鎮座した木目調24型テレビの一番正面に陣取ってワクワクしながら、今か今かと放送開始を待っていた・・・将にその時と同じ衝動が・・・もう数え切れない程に何度も何度もビデオやDVDで『大脱走』を観戦しているはずなのに・・・体の中から次第に沸き起こって来るのが感じられる!まもなく上映開始だ・・・騒然としていた劇場内の喧噪が、波が退く様に次第に鎮まって行く。時に一五○○・・・次々と館内照明が消える・・・そして遂にスクリーンの幕が上がった・・・
【オープニング・・・大脱走マーチ(Real@playerにてご試聴下さい)】
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07月12日(土)
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