ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File094】7月10日も書き込んじゃいました・・・『大脱走』観戦OFF従軍記/巻C
○七五八(激しく虚覚え)布哇沖(渋谷駅ホーム)到着・・・まだ奪取・・・いやダッシュすれば○八○○には間に合うかもしれない・・・僅かな希望を胸に、ドアが開くとともに緊急発艦・・・急上昇(階段を一気に駆け上る・・・ゼェハァハァハァ・・・息・が・切・れ・る・・・)切り立った谷間(自動改札)を抜け、真珠湾(東急文化会館)に通じる最終爆撃航程(コンコース)を目指す・・・やがて最終爆撃航程(コンコース)が眼前に広が・・・ガガガ・ガ〜ン♪♪な、なんて事だ・・・熾烈な対空射撃の爆風(10G以上の衝撃)が作戦参謀を襲う・・・後になって考えると、DJANGO将校斥候殿の情報によって事前に想定し得た事態であったが、その時先発決死隊との一刻も早い合同を画策して焦り捲り、ついでにパニック状態に陥っていた作戦参謀の目に映った光景は、昭和19年3月31日に起こった、かの海軍乙(古賀連合艦隊司令長官遭難)事件の引き金ともなったパラオ米軍上陸誤認事件にも似た錯覚を引き起こした・・・そう、そこには優に数百人にも上る(ATFには、その時そう思えた・・・)長い行列が出現していたのである・・・そう、あのバターンの捕虜収容所へ連行されて行く米比連合軍捕虜の死の行進にも似た・・・。突然の焦燥感が、作戦参謀の全身を覆い尽くす。なんて事だ・・・既にこんなにも整理券目当ての行列が出来ていたとは・・・今更並んだとしても、少なくとも整理券番号100番以内なんて事は絶対に不可能だ・・・渋谷駅のホームから歳甲斐もなくダッシュしてきた事による疲労感も加算され、将にその場にヘタリ込んでしまいそうになるのを、必死の形相で踏ん張る・・・気合いを入れろ〜ッマリーン!(意味不明)暫し呆然として佇みながら、なんとか思考回路を整理しようと試みる。そうだ、この行列のどこかに先発決死隊の勇士がいるかもしれないじゃないか・・・その勇士の中の最先任(頭)者に参加人数分の整理券確保を頼もう・・・。しかし行列の一番先頭に並んでるって事はないだろうなぁ〜。気を取り直し行列中にいるであろう先発決死隊の勇士の姿を探し求め、長い長い行列に沿って、前進を開始する・・・5m・・・10m・・・15m・・・20m・・・一向に先発決死隊の勇士の姿は確認出来ない。観戦志願者メンバーは、初対面の安曇重工様の義弟ネーベ様以外は、皆勝手知ったる方々ばかりのはずだ・・・ひょ、ひょっとして誰も来ていないのかぁ〜?一挙に頭の天辺から血の気が引く作戦参謀。足取りは次第に重くなり、前進速度が鈍る・・・やがて列の最先頭が見え始める・・・結局ここまで来ても先発決死隊の勇士らしき姿は確認出来なかった。例え恐怖心が引き起こした思考能力の激減によって作戦参謀側から発見出来ずとも、先発決死隊の勇士がこの行列中にいれば、作戦参謀の姿を確認し一声かけてくれるはずである・・・。やはり最悪の事態が起こってしまったのか・・・今のご時世、迂闊に他人を信じちゃい・け・な・いんだよぉ〜んんんんん・・・と作戦参謀の耳元で囁く謎の声・・・。やがて作戦参謀は行列の最先頭へと到達した。悲しさで両目から溢れんばかりの涙を必死に堪え、こうなったら今からでも行列の最後尾・・・その時点で整理券を求める行列の最後尾は、更に更に延びて遙か彼方に霞んでいた・・・に戻って並ぼう。運が良ければギリギリ整理券を確保できるかもしれない。憔悴しきった作戦参謀は、再び重い足を引きずり転進しようとし・・・た、その時!微かに作戦参謀を呼ぶ声が・・・ATFさん・・・エッ、思わず立ち止まり耳を澄ます作戦参謀・・・ATFさん・・・確かに聞こえたぞ・・・ATFさん・・・間違いない・・・ATFさ〜ん・・・思わず振り返った作戦参謀の目に映ったのは・・・オォ我ガ戦友タチヨ!天ハ我レヲ見放サナカッタ・・・渋谷駅からのコンコースが東急文化会館と合流する狭いエレベーターホール・・・東急文化会館入口シャッター前の僅かな一画・・・そこには誰あろう作戦参謀を暖かく見つめるobisan技術大佐殿、DJANGO将校斥候殿そして安曇重工様・・・そう先発決死隊の勇士たちの姿があったのだ!作戦参謀の両目から溢れんばかりの大粒の涙(ったく大袈裟だよ・・・)やはり持つべき者は戦友=カメラーデンだ〜ッ。深い安堵の溜息を吐き、やっと落ち着きを取り戻した作戦参謀が、改めて周囲の状況をじっくり確認すると、先程までの悲惨極まりない精神状況下で『大脱走』観賞整理券受領の列だと勘違いしていた行列とは全く別に、未だ14〜15名程しか並んでない、もうひとつ別の列があった・・・冷静な思考回路で考えてみると、DJANGO将校斥候殿からの情報の中に同じく閉館イベントとして五島プラネタリュウム入場の為の観客の列も出来る・・・というのがあったではないか・・・!!しかしX地点(池袋)での進路転進に端を発した作戦計画の支障の数々が、作戦参謀の冷静な思考回路(元々余り大した事はないだろぉ)を寸断し、パニック状態に陥れたのであった・・・。全く修行が足りない未熟者めが・・・。こうして無事?に先発決死隊の勇士との合同を果たした作戦参謀・・・この時点での整理券確保の為の列順位は、未だ7〜10番目であった・・・この後『大脱走』観賞整理券受領の為の行列は、最終段階では100名以上には膨れあがっていたはずである・・・。
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07月10日(木)
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