ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File069】堕戦士たちの魂の最後の城▼・・後編【ネタバレ警報】
物語が進むにつれアーウィン元中将の下、反ウィンター所長の目的で団結する囚人たちですが、普通この手の作品では、看守側に通じていたり、裏切ったり、最後まで同調しない囚人、果ては主人公の生命を狙う囚人などが描かれ、ストーリーを盛り上げるのが常ですが、そんな囚人たちは殆んど登場しません。実は憎まれ役のウィンター所長ですが、囚人と看守が親しく接するのを禁じており、囚人からの密告など嫌っている節がありました。まあ看守たちは囚人から情報を仕入れる為に極秘で囚人たちと接している様ですが・・・所長自ら、ストーリーの最終段階で、囚人の一人にアーウィン元中将の動向を探らせ暴動の情報を掴ませようとしますが、囚人側の方が上手で、逆に利用され星条旗≠奪われてしまいます。まあそういう面では設定が綺麗過ぎる作品ではありますな。
Cいつの間にこんな武器作ったの・・・
囚人たちによって暴動の実施が決定されてから、暴動が開始されるまでが端折られているので、囚人たちが使用する武器の準備過程が省略されています。そのためいつの間にこんな武器作ったの・・・?≠ニいうのが率直な感想です。反動式投石器やガスボンベ式ロケット発射器等・・・やっぱ軍隊・・・いろいろな経歴を持った兵士の集まりですから『大脱走』みたく、それぞれの担当者による製作過程が描かれていれば、結構面白かったと思うのですが・・・?
Dやっぱ最後は主人公は死ななければならないのか・・・
ここ最近の戦争(戦闘)映画ですが、殆んど主人公や主要登場人物が死んで物語が終わってますよね。「SPR」以来、伝統化しつつあるのでしょうか・・・。まあ、この『ラスト・キャッスル』では暴動≠ニいう責任問題まで発展しているので、囚人側も誰かが責任を取らされるのは容易に想像つくのですが、主人公であるアーウィン元中将が死ぬ事によって全責任を負い、他の囚人たちへの連座を防いだと解釈するば、まあ良いか・・・って事ですかね。
いつも以上に長々と書いてしまいました。いつもは字数オーバーしても、もう一回字数を減らしてUPしているのですが、今回は2回に分けて書き込みました・・・決して回数稼ぎではありません・・・大汗。でも本当にいい映画ですよ。NETで検索しても、余り激辛な批評は見ませんでしたし・・・なんと言ってもロバート・レッドフォード最高です♂f画館で観れなかった皆さん、レンタルビデオ始まったら是非借りて観て下さい。将に男気≠ネ作品です・・・。【続く】
12月01日(日)
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