ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File029】ゲッコレマジッ・・・変り種戦争映画&メエピソード@
もう20年以上前の映画なんですよね〜ッ。やっぱミリタリーファンなら誰でも一度は考えた事があるんじゃないかって・・・零戦VSジェット戦闘機・・・F-14トムキャット。で原子力空母まるごと一隻タイムスリップさせちゃうってとこが、さすがはハリウッド。アメリカ人にとって屈辱そのものの真珠湾攻撃≠フ当日に出現させちゃうところが、幾らなんでもなぁ〜。可能性としてはミッドウェーでも珊瑚海でもソロモン海でも良いんだけど・・・。まあ「トラトラトラ」のフィルムが使い回わせるからか?零戦(お馴染みのAT6テキサン改造機)とトムキャットとの空中戦はヒコーキファンには好評だったんでしょうか・・・。どっちかって〜と前述の「頭上の脅威」と同じでおらが海軍さんの原子力空母は、こんなに凄いんじゃ〜≠チて映画みたいですけど・・・。この手のタイムスリップ物は、ラストシーンの設定がしっかりしてないと観客のブーイングに遭っちゃう訳ですけど、本作も御多分に漏れずラストシーンは賛否両論・・・どっちかって〜と否≠フ方が優勢なんじゃないでしょうか。輪廻転生って言うか、堂々廻りって言うか、メビウスの環って言うか、あのラストシーンはな〜ッ。同一人物は同時に存在しちゃいかんよ〜チミー。まあトムキャットだのイントルーダーだのコルセアなどふんだんに見れるので○ってトコですか。「ジパ○グ」が同様のオチにならない様、祈っている今日この頃です。
【戦国自衛隊】
日本映画界にまだ活気があった頃(1979年)に公開されヒットしたのは言うまでもない作品で、マンネリ化しつつあった日本映画界に一石を投じた角川春樹氏の角川映画が制作したアクション大作(140分)。まあ戦争映画ファンの間でも人気は高いみたいですな。一部では原作(著者:半村良)の持ち味が生かしきれてない・・・てな意見もありますが。ATFも映画より前に原作(って言っても田辺節雄氏の漫画ですが・・・この田辺氏は「ワイルド7」の望月三起也氏のアシスタント出身)を読んでいた為、映画館で観た時には物足りない感じがしましたが、時を経る程、だんだん良さが解るようになって来ました。特に61式戦車≠フ出来は絶品。以前にもカキコしましたが、数ある戦争映画に登場するレプリカ$車の中でも屈指の出来です。原作では、演習中の自衛隊一個小隊が臨時補給廠ごとタイムスリップして、長期間の戦闘を繰り返す訳ですが、映画では、あまりダラダラ描いてもつまらないので短期決戦型に作り変えられています。まあチャンバラ時代劇はお手の物、そこに「独立愚連隊」的アクション映画を持ち込んだ、ATF的に言わせてもらえば「チャンバラ・コンバット」の最終型映画ってトコでしょうか。因みにATFが始めて自分で買ったLPレコードが、この「戦国自衛隊」のサントラでした。ジョー山中氏の歌う「ララバイ・オブ・ユー」が妙に頭の片隅にコビリ付いちゃったんですよ・・・コレが。そうそう、田辺氏が今「続・戦国自衛隊」って漫画描いてます。設定が川中島〜本能寺から関ヶ原〜大坂夏・冬の陣に移って、しかも自衛隊員のみならず徳川方として○○○○○○も介入してきます・・・どう収拾着けるかが楽しみですな・・・。

さてエピソード@は、どっちかって言えばSF・特撮系作品中心になってしまいましたが、次回(何時の事だよ?)は、ちょっと変わった設定で制作された作品を選んでみたいと思いますので、お楽しみに・・・。調子に乗って新しく「資料室A」を開設してしまいました。戦記小説中心のHPにしようと思ってますが・・・どうなることやら。ご感想をお聞かせ下さい。それでは【続く】
【一部修正】20020308「戦国自衛隊」の項一部訂正

02月17日(日)
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