ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File125】スペイン内戦勃発70周年・・・誰がために鐘は鳴るなり豆戦車C
検証シーン(36)・・・検証シーン(35)から続く一連のシーン。カメラの直前を通過する鐘鳴戦車三号の排気マフラー?と超壕装置の一部が確認出来ます。
検証シーン(37)・・・鉄橋に爆薬の設置を完了して退避する主人公ロバート・ジョーダン。対岸には幻の戦車を先頭に鐘鳴戦車二号・三号・四号及び輸送トラック群のファシスト叛乱軍機械化部隊が迫っています。鐘鳴戦車四号に後続する輸送トラックは何か火砲らしきものを牽引してます。その後に続くのはサイドカーでしょうか?ここで興味深いのは、画像の色相調整をしたところ鉄橋の上部と下部で色あいが異なってしまった点です。これは原画像が修正・加工されている時に良く見られる現象です。ひょっとするとこの場面は、部分的に合成されている可能性があります。ところで倒れている警備兵役の俳優さん、民兵ゲリラのおじさんに手を踏まれてしまう可哀想な方です・・・(笑
検証シーン(38)・・・主人公ロバート・ジョーダンの身を案じ、起爆用手榴弾の安全ピンに繋げた紐を引く事を躊躇った民兵ゲリラのおじさん。仕方なく我が身を省みず激しい銃撃下に飛び出して起爆用の紐に駆け寄る主人公ロバート・ジョーダン。ファシスト叛乱軍機械化部隊の後続する輸送トラック群が、かなりな台数である事が解ります。この場面では、鐘鳴戦車四号の操縦席前方ハッチと砲塔後部ハッチがまた開いている様な・・・。
検証シーン(39)・・・爆薬起爆用の紐を拾いあげようとする主人公ロバート・ジョーダン。鐘鳴戦車四号の操縦席前方ハッチと砲塔後部ハッチは間違いなく開いてますね。白黒斜線迷彩の警備兵詰所が良い雰囲気を出してます。模型ジオラマのセットに入っていそうです。
検証シーン(40)・・・ファシスト叛乱軍機械化部隊の先頭を突っ走っていた幻の戦車が、エンジンを勢いよく噴かして、いよいよ鉄橋に差し掛かりました・・・でも良く見てみると・・・オイオイ後続の鐘鳴戦車二号はOKなんだけど、その後ろの戦車は一体何なんだ、こりゃ?鐘鳴戦車三号・四号のどちらでもないなぁ・・・またしても新たな幻の戦車(二号)が登場しましたよ・・・型式的にはルノー系って言うよりも、M3戦車系をちっこくした様な感じの戦車です。そして後続するトラック・・・こりゃどう見ても模型ですな・・・結局このシーンより以降は、ミニチュア模型を使った特撮で撮影されている様です。結局幻の戦車(二号)が登場するのは、この僅かなシーンだけでした・・・
検証シーン(41)・・・いよいよクライマックス最大の見せ場・・・幻の戦車一号が鉄橋を渡り始めた途端、間一髪で爆薬が爆発!ところでよく見ると、鉄橋に続く対岸の岩肌の道路には樹木が生えていますね・・・こんなのありましたっけ?それと後続するトラックは一輌しかない様ですな。細かいところは、かなりの手抜きです。古代ローマ様式の様な鉄橋の橋脚の造りが目を惹きます。
検証シーン(42)・・・中央部を爆破され崩れ落ちる鉄橋・・・幻の戦車一号の断末魔の姿です・・・車体が一瞬後ずさりする様に見えますが・・・。砲塔上部が焼け焦げているのか、赤茶けて見えるのは気のせい?後続する鐘鳴戦車二号の砲塔と、トラックの荷台に乗った兵士たちらしい姿が僅かに見えます・・・
検証シーン(43)・・・対岸の橋脚部分を道連れに崩れ落ちる鉄橋・・・そして落下しながら宙に浮いた、哀れ幻の戦車一号の最後の姿。やはり後続するトラックは一輌だけしか見えません。特撮シーンはここまで。
検証シーン(44)・・・鉄橋が崩れ落ちた後、残った橋脚部分のギリギリまで前進した鐘鳴戦車二号・・・ここから再び実物撮影に戻ったようで、鐘鳴戦車二号の操縦席前部装甲バイザーハッチが全開され、内部には乗員の姿が・・・砲塔ハッチからも戦車長らしき兵士も顔を覗かせています。様子を見る為に駆け寄って来たファシスト叛乱軍の高級将校たちの後ろには再び鐘鳴戦車三号・四号の姿が・・・鐘鳴戦車四号の砲塔後部ハッチは閉められていますが、砲塔自体は後部に向けられたままです。

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07月25日(火)
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