ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File101】101回目の観戦記・・・海軍騎兵大尉乗馬奮戦記【後篇】
やがて騎兵学校長殿の準備が完了し、一同整列の後、訓練が開始される。まずは各々に騎乗訓練担当馬が割り当てられた。ATFには山吹号≠ェ、分隊士殿にはシューティング・スター号≠ェ、技術大佐殿にはロビン号≠ェ騎兵学校長殿によって割り当てられて行く。そして騎兵学校長殿からの訓練に際しての訓示と諸々の注意事項の説明が行われた後、兎にも角にも、まずは全員騎乗一同緊張の面持ちで馬上の人となる・・・馬と馬の間がちょっと空き過ぎて、まだまだ恰好がつかないのはご愛嬌・・・この時、教官殿はと言うと我々初級騎兵一同の、後の訓練反省時に役立てる?為に、自らの貴重な時間を割いて、記録班として写真と映像の撮影に従事されていたのであった。まずは一同の雄姿≠見ていただこう。愛馬山吹号≠ノ跨るATF海軍騎兵大尉兎にも角にも、馬に騎乗するという第一段階はクリアしたのだ!・・・そして愛馬シューティングスター号¥繧フ分隊士殿独空軍(ルフトヴァッフェ)少尉の軍装が馬上でやけに栄えている!そして愛馬ロビン号¥繧フ技術大佐殿の雄姿。独山岳歩兵の軍装なのだが、この恰好でモーゼルKar98小銃を担ぎ、馬の両脇にミルク缶を提げれば・・・そう戦争映画の大作「史上最大の作戦」の中でD-DAY当日の早朝、ノルマンディーの海岸をいつもの日課通り、コーヒーを詰めたミルク缶を馬に提げてやって来るカフィー・クラッチュ軍曹(ゲルト・フレーベ)を想像してしまったのは、私だけではないはずである・・・。さて一同騎乗の恰好だけは一丁前ではあるが、実際まだ騎乗したと言うよりは馬に乗せられていると言った方が正解なのだ・・・が(ATFに限っては間違いないが、分隊士殿と技術大佐殿に関しては、その限りではなかったかもしれない・・・あくまでもATFの想像である)因みに教官殿の騎乗姿である(米陸軍騎兵少佐の正装が恰好良い!)こちらは本物の雄姿≠ナある。さて、いよいよ騎兵学校長殿の号令一下、訓練が開始された。まずはATF騎乗の山吹号(愛称:山ちゃん)≠先頭に三頭一列となっての並足行進である。馬の方も慣れたもので、我々初級騎兵が鞭を入れるだけで簡単に前の馬に付いて歩き始めるその頃、天候は我々初級騎兵の訓練を温かく見守るかの様にホカホカと暖かい日差しが心地良かった・・・しかし、時間を経るにつれて、この日差しが逆に恨めしくなって行くのであるが・・・それはまた後の話。馬たちは我々乗り手の技量に全く関係なく、馬場の外周を三頭が仲良く連なってポクポク歩いていくこの間にも我々の鐙の位置や手綱の持ち方、騎乗姿勢について、騎兵学校長殿の厳しい指導号令が、静かな馬場に響き渡る。初級騎兵としては指摘されている点は悉く充分に解っているつもりなのだが、何分にもヤットコさ馬に乗せられている様な状況で、しかも跨って手綱を握っているのが精一杯な状態では、中々思うように直せない・・・。そして最初の余裕と意気込みとは裏腹に、そうは簡単に問屋は卸さず、思うようには行かない乗馬の真髄を、身をもって知らされる事となるのである。こうして訓練時間はアッという間に過ぎて行き、午前中の訓練第一段階は尻と脹脛の痛みを残して終了した・・・。
【早駆ケセヨッ初級騎兵!】
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12月28日(日)
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