ID:47402
ATFの戦争映画観戦記
by ATF
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■【File094】7月10日も書き込んじゃいました・・・『大脱走』観戦OFF従軍記/巻C
作戦参謀が単冠湾(大宮駐屯地)を出撃する段階では、天候は曇天・・・この分だと今日の気温はそれほど高くはならないだろう・・・涼しく過ごしやすいはずだ・・・ATFの脳裏には昨年10月に敢行された『土浦野戦一号作戦』の記憶が鮮やかに甦る・・・あの時と違い、今回は天候をそれ程気にしなくても良い分、気が楽だ・・・と楽観的な考えが作戦司令部の主流を占めていた・・・しかしこの後、作戦司令部も予想だにしなかった天候の急変が先発決死隊の勇士たちを苦しめる事になろうとは、この時は未だ予想だにし得なかったのである・・・。○七○五単冠湾沖(大宮駅)出発・・・日曜日の早朝とは言いながら、単冠湾沖(大宮駅)から布哇(渋谷)を結ぶ主要航路(埼京線)は、それなりの混み具合であった・・・様々な人生が錯綜する車内・・・休日を楽しむ家族連れ、休日出勤の疲れた勤め人(サラリーマン)、買い出し(ショッピング)で賑やかな若者たち・・・それぞれの想いを乗せて機動部隊(埼京線電車)は一路、布哇(渋谷)を目指す。○七三五X地点(池袋)到着・・・ここで作戦司令部はかねて計画していた進路転進(山手線乗換)を実施・・・布哇(渋谷)での行動を円滑にする為の進路転進である・・・しかしこの判断が、後に作戦参謀に多大な冷や汗をかかせる要因になるのだが、まだ半分寝ぼけ状態の作戦参謀の頭でそれを予測する事は、全く不可能であった。X地点(池袋)から布哇(渋谷)までの間は、旧航路(埼京線)よりも新航路(山手線)の方が航程(停車駅)は長(多)い・・・しかし布哇(渋谷)での作戦行動(渋谷駅埼京線ホームは増設工事の為、改札まで結構歩かなければならない)を考慮した場合、この進路転進は至極妥当な判断であった・・・と今でも作戦参謀は確信している。作戦計画通り順調に事が運んでおれば○七五五までには目標の真珠湾(東急文化会館)到着は充分可能な筈だった。しかしこう言う時に限って、全く不測の事態が発生するのはストーリーを盛り上げる為の物語の常道・・・過去において何度となく窮地に陥ったATFに対し、いつも微笑んでくれた運命の女神は、この時は遂に微笑む事は無かっ・・・た。布哇(渋谷)を目前にしたZ地点(新宿)に停止した機動部隊(山手線電車)は、一向に発進する気配がない・・・時間を気にしながら、ひたすら焦り捲る作戦司令部・・・何故だ、何故出発しないのだ・・・まもなくスピーカーから艦(車)内放送が鳴り響く・・・後続電車が遅れております。時間調整の為しばらく停車します。なお発車は7時50分の予定です・・・ぐわぁ〜ん、うぁんうぁんうぁんうぁん・・・作戦参謀の頭は、突然巨大ハンマーの強烈な一撃を喰らい一瞬我を失う・・・な、な、なんて事だ、この期に及んで作戦計画に支障が起ころうとは・・・。こうして布哇(渋谷)○七五五現着先発決死隊合同の思惑は露と消えた・・・。しかし作戦参謀としての自我が、一刻も早い先発決死隊との合同を督促する・・・一人焦りまくる作戦参謀を後目に、放送よりやや早い○七四八機動部隊(山手線電車)は遂に動き始める・・・遙かなる布哇(渋谷)を目指して・・・!
【トツレトツレ・・・トトトト・・・先発決死隊、全軍突撃せよ】
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07月10日(木)
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