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せきねしんいちの観劇&稽古日記
by せきねしんいち
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■千穐楽
14時開演「ジェラシー 夢の虜」千穐楽。千穐楽らしい、落ち着いた芝居になったと思う。
19時開演「ミッシング・ハーフ」千穐楽。今日も開場前に、そうくんと一緒に小返しの稽古をしてのぞむ。「ジェラシー」が終わったせいか、不思議な身軽さが感じられる。そして、本番。ライブを生ききることができたんじゃないかと思う。二度目の「モロッコ」の語りのあと、拍手をいただいた。ラストのそうくんとの別れの場面の「モロッコ」の語り、映画に自分がとりこまれていくことへの戸惑いをこんなに感じたのは、初演以来でも初めての経験。そして、終演。
全員でバラシをして、その後打ち上げ、始発まで。
中国語指導のシム、振付の美弥子ちゃん、衣装の中西さんも朝までつきあってくれた。
今回、キャストのみんなと飲むのは、顔合わせ以来。
あっという間に朝になった。
今回、ほんとうにいいキャストとスタッフに巡り会えたことの幸せに感謝。
この場を借りて、お礼を申し上げます。
ありがとうございました!
戦前の上海という、とっても遠い時間と場所が、演じながらどんどん身近になってきたのは、スタッフのみなさんが創り出してくれた空間で、キャストのみなさんが、まさにその時間と場所を生きてくれていたからだと思います。
一人一人にこの場を借りてご挨拶を。
高山奈央子さん
最高の川島芳子でした。こんなに人間くさい彼女は、これまで彼女を描いたどんな作品にも登場しなかったでしょう。ほんとに迷惑な(稽古場では「たとえるなら『和田アキ子』と言いましたが)彼女のキャラクターが、どんどん魅力的に見えてきたのは、僕にとってはとても予想外なことでした。そして、とてもうれしかったです。劇中、二人きりの場面が二回ありましたが、そのどちらもが、僕にとっては最高に楽しい場面でした。「女優対決」をねらって描いたわけではなかったのですが、俳優としてカラダが喜んでしまう、そんな時間をいただきました。ありがとうございました!
日下部そうさん
「ジェラシー 夢の虜」では、村松梢風をモデルにした作家、村西敏雄、そして、「ミッシング・ハーフ」では、徴兵逃れの映写技師、大江卓哉を、生き生きと演じてくれました。
二本同時の稽古というだけでも大変なのに、膨大なセリフをよくこなしてくれました。
「ジェラシー」での飄々とした女好きな作家ぶり、「ミッシング・ハーフ」での若々しい一途さ。どちらもすばらしかったです。
「ミッシング・ハーフ」の千穐楽、僕は舞台の上に一緒にいながら、とんでもない高揚感、幸福感に包まれていました。普段はできないことができてしまうのが舞台、だとは、いつも思うことですが、あの時間はまさにそんな1時間50分だったと思います。素敵な旅をご一緒できたこと、とてもうれしいです。ありがとうございました!
加藤 裕さん
川島芳子の愛人、田山少佐を演じてくれました。男のいやらしさ、弱さ、強さ。人物を一色で塗りつぶすのではなく、いろんな面から見たそれぞれを演じてくださいという、僕の要望にきっちり応えてくれました。セリフにも書いたように「人間として最低」なキャラクターでありながら、とっても魅力的な人物として生きてくれました。ありがとうございました。
相楽満子さん
川島芳子の影武者として登場する従軍記者、梅原早苗を演じてくれました。
クロカミショウネン18「祝/弔」を見に来てくれた時に、劇場の入り口で出演をお願いした今回の舞台でした。
「夢の虜」というサブタイトルは、劇中の人物がみんなとりつかれている思いですが、その夢におぼれて滅んでいく、切ない役を存分に演じてくれたと思います。どうもありがとうございました。
遠藤祐生さん
去年の「新・こころ」、そしてクロカミショウネン18「祝/弔」、暮れのgaku-GAY-kaiと、僕の芝居にずっと付き合ってもらっていますね。
今回は、蓄音機の修理をしに来たまま、タンゴを習うという理由で、ずっとマリーさんの部屋に通ってくる健ちゃんこと、木島健太郎を演じてくれました。
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02月01日(日)
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