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せきねしんいちの観劇&稽古日記
by せきねしんいち
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■千穐楽
物語をずっと外側から見ているという難しい役どころ、まさしく「目という役割」ですが、ていねいに演じてくれたと思います。舞台上でたくさんの心配をさせてしまってすみませんでしたね。どうもありがとうございました。
岡田梨那さん
僕が演じるマリーさんの同僚のダンサー、品ちゃんこと、大槻品子役を演じてくれました。戦前の上海のダンサーという雰囲気をまさに体現してくれたと思います。
みんなが抱えているものがとんでもなくヘビーななか、ほとんど唯一、けろっとしているキャラクター、そのくったくのなさがとてもよかったです。
今回バラシをしながら、出演のオファーをしたのは、共演していた「祝/弔」でおなじようにバラシをしている最中だったと気がつきました。あのときは、ほとんどからみがありませんでしたが、今回、一緒に芝居ができる楽しさを存分に味わわせてもらいました。どうもありがとう!
藤あゆみさん
劇団劇作家の劇読みvol.1、相馬杜孝作「在り処」で演出させてもらったのが一作年。いつか、ご一緒したいと思っていたのですが、今回、出演していただけてほんとうにうれしかったです。
マリーが住む部屋の大家、林美矯(リンメイジャオ)を演じてくれました。
セリフは全部、中国語とカタコトの日本語という大変さというか、ハードルの高さをよくクリアしてくれたと思います。
特に、カタコトの日本語は、中国語指導のシムも絶賛していましたが、胸に迫るものがありました。どうも、ありがとうございました!
石関 準さん
「ジェラシー 夢の虜」では、川島芳子の秘書兼小間使いの千鶴子を、そして、「ミッシング・ハーフ」では、裏方の仕事が大変のこの芝居をささえてくれました。
川島芳子をフライングステージが取り上げるからには、セクシュアリティの面からのアプローチが必要だと考えました。でも、川島芳子について調べれば調べるほど、セクシュアリティのゆらぎよりも、人生を演じてしまう、もてあそんでしまう、彼女のキャラクターに惹かれました。
でも、今回、ごくごく普通の地味な女性をあえて演じてもらうことで、フライングステージらしさ、性のゆらぎのようなものが舞台上に生まれたのではないかと思っています。(僕が、演じているマリーさんも、同様ですが、彼女は設定からしてめちゃくちゃなことになっているので・・)。
お疲れ様でした。
岸本啓孝さん
劇団員になってから初の本公演。田山少佐を密かに慕う部下、山本和人を演じてくれました。
タイトルの「ジェラシー」というのは、タンゴの名曲からとったものですが、劇中に登場する人物が感じる「ジェラシー」の一番、シンプルな形をまっすぐに演じてくれたと思います。
今回の舞台では、戦前の軍隊での同性愛的な感情というものを、なんとか舞台上にあげてみたかったのですが、本人でも自覚していないかも感情がどんどん明らかになってくる過程がとてもおもしろかったです。お疲れ様でした。
大門伍朗さん
「ミッシング・ハーフ」での四役の早変わり。初演以来の、マリーさんの召使い、宦官の手術人、歌舞伎役者四世沢村源之助、陸軍大将甘粕正彦。こんな四役を演じられるのは、大門さんしかいないと、今回、あらためて思いました。
特に、沢村源之助の楽屋の場面、僕にとってはこの芝居でしか使ったことのない七五調のセリフまわしに、よく付き合ってくださいました。
劇中、手を握ったり、肩を抱いたり、近い距離で話したりするシーンが何度かあるのですが、そのたびとっても近い距離で見る、大門さんの目から、暖かい力をたくさんいただいているのをかんじました。どうもありがとうございました!
02月01日(日)
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