ID:45126
あんた何様?日記
by 名塚元哉
[35288785hit]

■5年のロングランだった小泉劇場これにて閉幕。
小泉首相がまもなくその任期を終えます。

申し訳ないことに、小泉首相が総理大臣になりたての頃は、

政治にもさほど興味を持っていなかったので、

「政治家はバカのやる職業だ、賢いものは官僚となって国を動かす」

と生前に祖父から何度となく聞かされていたせいか、

どうせ誰が総理になったって同じだろう≠ュらいにしか考えていませんでした。

なにか危機的な事態が起きたとしても所詮は島国の一首相、

世界の大舞台で大きなことなんて出来ないし、

これまでの戦後の総理大臣のように建前ばかりを強調して

何事もなあなあで済ますことが当たり前だろうと高を括って冷めていました。

そして、自分で考えるよりもメディアの意見に乗せられることも多かったです。

しかし、実に見事に「期待していない私」を裏切ってくれました。

日頃はワンフレーズ総理と揶揄されても、

大切な時には分かり易く相手の心に訴える演説の数々。

しかも「論を説く相手」「困ったときに頼る相手」が、

永田町でも霞ヶ関でもない、「一般国民」だったということもあり、

「国民、特に今まで政治に関心がなかった人の目を、政治に向けさせた」

というのも功績の一つではないでしょうか。

先日、『報道ステーション』で、

政策の是非を決めるために事前に世論調査をして、

その結果を元に動いていた小泉政権という特集をやっていたのですが、

要するに、国民の声を政策に反映させてるってことであり、

ちゃんと国民のほうを見ていた証ではないでしょうか。

料理の味を決めるのは下準備と手際のよさであるように、

何事も決める際に、この下準備と手際のよさも小泉首相の強みでした。

その結果を元に、「公約」を選挙前のただのパフォーマンスとしてではなく、

どんなに批判されても、折れたり阿ることなく実行した、

その原理原則を貫く姿勢は、なかなか目を見張るものがありました。

構造改革については、国民全てが納得する完全無欠な経済政策なんて無く、

ひとつの政策を推し進めると、どこかにマイナス面が表れます。

大きな構造改革を推し進めると、さらに大きなマイナス面が際立たされます。

だから大きな改革を担った当事者は、

マイナス面の批判の矢面にたたされます。

特に旨みを吸い続けている既得権益層からのバッシングはすさまじい。

その批判の矢面にたたされつつも、

軋みを修正しつつ対策を練っていくのが、経済政策です。

小泉首相は日本企業の国際競争力を取り戻すため

日本のために働いた初の「都会型」の総理大臣でもありました。

それにより、労働者や地方は痛みを強いられました。また格差も拡大しました。

構造改革のマイナス面の修正作業という課題がまだ残こっている中で、

小泉政権が終焉するのは残念ではありますが、

これからは、小泉改革を引き継ぎつつも、

地方や労働者のための政治へシフトすることも重要となります。

これまでは誰も手をつけようとしなかった

拉致問題解決へ向けて重く閉ざされていた扉を開けたこと、

猛反発を受けながらイラク サマーワへの自衛隊派遣を決めたこと、

郵政民営化の是非を問う解散総選挙に打って出たこと、

毎年欠かすことなく、靖国神社への参拝。

拉致問題に関しては、なかなか進展しないので多くの批判を浴びましたが、

平壌宣言をきちんと履行して拉致核ミサイル問題を解決すれば、

自分の任期内の国交正常化もあり得ると言って常に対話の姿勢を見せて

平和的に解決しようとしたのにも関わらず、

北朝鮮は全く応じず、あまつさえニセの遺骨を出したりと、

不誠実な対応を繰り返してきました。

日本は平和的に解決をしたいのだという姿勢を見せながら、

もう一方では世界各国へ拉致問題に関心を持つように行動に移し、


[5]続きを読む

09月24日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る