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あんた何様?日記
by 名塚元哉
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■3人の誘拐の責任を政府に転嫁するのは筋違い。
朝日社説「撤退に応じることはできない」 (日刊スポーツ)

>朝日新聞は10日付朝刊の社説で、3邦人が人質になった事件で
>イラクからの自衛隊の撤退に応じることはできないとした。

前日(9日)の社説では、

>福田官房長官は「自衛隊は人道復興支援を行っている。撤退する理由がない」と、
>誘拐犯の要求を拒んだ。かといって要求を突っぱね続ければ、3人の身に
>危険が及ぶだけでなく、同種の事件を誘発する恐れがある。

なんて書いていましたが、4月10日付・朝日新聞社説 では、

>もし今、ここで犯人たちの脅迫を受け入れたらどうなるだろうか。「日本は無法な
>要求に弱い国だ」というイメージを広げ、同じような人質事件を誘発しかねない。
>他の国を標的にした犯行に弾みをつけてしまう恐れもある。

政府批判を織り交ぜつつも、「撤退反対」と1日で論調が変わったのは、

社説を執筆する人が日替わりで代わるからでしょう。

僕も本音を言えば、収拾がつかない今となっては、

そろそろ撤退する時期を探るべき時にきていたとも思っていました。

しかし、今回の誘拐事件で撤退すれば、テロに屈してしまう事になってしまい、

今後、人質事件が増え、支援活動をする他の国の民間人まで危険に晒してしまう事になり、

撤退しようにも出来なくなってしまいました。

ですから、強引な強行に及んだテロリストの思惑は失敗なのです。

<イラク邦人人質>日本人3人 「魔のルート」で誘拐か

この記事を読むと、益々、何故政府の責任になってしまうのかさっぱり理解ができません。

自衛隊派遣前には「小泉首相は思いとどまる勇気をもて」なんて

言ってたような人たち自身が、何故、今はもっとも危険な時期だと知りながら、

思いとどまる勇気を出さなかったのでしょうか。

政府が「頼むから今だけは近づかないでくれ」

と言っているところにわざわざ出向く意義はあったのでしょうか?

いち早く現場に行きたいと焦る気持ちが出てくるのも理解できますし、

彼らの志や勇気ある行動を否定する気は毛頭ありません。

ですが、もう少し紛争が収まってから行けば良かったのではないでしょうか。

まずは、周囲の情報を集め、自分の身の安全に最大限気を配る、

これが、危険地帯でのボランティアをする側の「鉄則」だと思います。

イラクに行き、結果的に大迷惑を及ぼしている行動は

全く持って「ボランティア」とはいえません。

また何故家族も、多大な迷惑をかけている事について謝らないのでしょう?

「迷惑かけてすみません、でも自分たちの大切な人なんです。

お願いですどんな方法でもいいから助けてください」なら同情も集まりますが、

「政府のせいだ、自衛隊を撤退すべきだ、

首相は人名より国の方が大切だと言うのは許せない!」

米軍が自らの命を顧みず救出に行こうと志願してくれたのに、

「米特殊部隊に助けてもらうなんて冗談じゃない!」だなんて

折角、救出のチャンスを得たのに信じられません。

今は、自分達の思想よりも家族の命を優先させるべきではないのでしょうか?

TVでご家族のコメントを聞くたび、なぜか同情が薄れていくのです。

どうやら、そう思っている方は意外と多く、

一部マスメディアは、家族を生放送の番組に出演さえ、

悲壮感たっぷりに感情に訴えるよう代弁させ、

国民の政府への反感を高めようとしているのですが、

さすがに今回は情報操作の方法を間違っていると言わざるを得ません。


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04月10日(土)
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