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あんた何様?日記
by 名塚元哉
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■懲戒請求3900件
それでも、どうしてもこの件に関しては考えてしまうことが多く、
これからも書いていくべきだとも感じております。
懲戒請求に関してはネットでなんだかんだと騒がれ、
この日記も含め多くのブログが弁護士会のサイトに掲載されている
懲戒請求のページを紹介したとしても、
書類を提出するためにはそれなりの知識を必要とし、
自分の個人情報も晒さなければいけないので、
実行に移す人はせいぜい数百件程度だと5月の段階では思っていました。
ところが、各弁護士に対しての懲戒請求テンプレートを
アップしたHPを誰かが作ったことにより、
お手軽感から4千件近くにも増えてしまったのではないでしょうか。
ただ、あのテンプレートで懲戒請求をするのは問題が多いそうです。
詳しくはsokさまのブログをご覧ください。
sokの日記 2007年07月02日刑事弁護人の懲戒請求について
広島弁護士会所属の弁護士4人が橋下弁護士を訴えた理由は、
橋下弁護士がテレビで懲戒請求を扇動した事で業務が妨害されたということですが、
いくら橋下弁護士が懲戒請求を扇動したとしても、
世間が安田弁護士らの弁護活動に賛同していたら、
誰も反応せず、それに応じる形で懲戒請求を出す人は現れなかったことでしょう。
橋下弁護士が懲戒請求を紹介する以前からも、
ネット上では21人の弁護団の主張に対して、
「弁護方法としては理解できるんだけど、それでもこれは行き過ぎじゃないか。」と、
少なからずの疑問や憤りを感じている人の声が多かったわけです。
そこに橋下弁護士の発言が出てきたことで、
「そうか、懲戒請求って制度があるのは知らなかった、利用しよう」と、
一気に懲戒請求運動が広まったのではないでしょうか。
どちらにせよ、橋下発言をきっかけとして、
懲戒請求が3900件も届いたということは、
発言に触発されたということは確かなので、
それを扇動と考えても間違いはないのかもしれませんが、
個人個人の判断で懲戒請求を出した人の数にしても、
懲戒請求を出さずとも以前からの言動に疑問や憤りを感じて、
ネット内や日常で発言している人が多いというのも、
すなわち世間の反応はあの弁護活動を絶賛するほど狂っておらず、
まだまだ健全だということの表れではないでしょうか。
最後に今回のこの件で疑問に感じることを三つ示しておきます。
4人の弁護士は同じ業務妨害で訴えるのならば、
橋下発言を放送した読売テレビも訴えないとおかしいのではないかと思います。
そこを全く無視しているのは、やっぱり今後、懲戒請求が増えぬよう脅し、
見せしめの意図にしか見えません。
しかしながら、橋下弁護士を訴えたことが様々なメディアで、
大きく報道されたことにより、
『たかじんの委員会』を見られない地域の人々や、
ネットで懲戒請求に関しての議論が活発に行われていることをしらない人々にまで、
この懲戒請求制度がさらに広まってしまったことにもつながり、
こんな制度があるのなら自分もあの弁護士には憤りを感じていたからと、
懲戒請求が増えることは充分にありえます。
見せしめの意図があったのだとしても、
訴えた弁護士4人がそこまで考えているのかどうか疑問です。
ほかにも、過去に懲戒請求を出して裁判沙汰になったこともあるそうですが、
相手の弁護士に訴えられ、裁判になったりというのでは、
いったい何のために存在している制度なのか疑問に感じます。
懲戒請求の仕組みや考え方で揉めたり、
この制度が営業妨害に当たるというのであれば、
この形骸化した制度自体を弁護士法から無くすべきだと思います。

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09月07日(金)
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