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あんた何様?日記
by 名塚元哉
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■累犯障害者
人権派からの抗議を恐れて報道を封印(タブー化)しているからなのですが、
タブー化して封印しまうよりも、誤解を与えないように配慮をしつつ、
事件は事件として報道することこそ、メディアの使命であるのではないでしょうか。
また、人権派はそういった方々の人権を守りたいのであれば、
犯罪を繰り返さないと生きられない障害者が多く存在しているという事実を
世間一般に知ってもらい、一歩も二歩も踏み込んだ再発防止のための
施設作りなど支援策を講じるように働きかけるべきだと思うのですが、
しかしながら、人権派は差別に繋がるとは声高に叫んでも、
累犯障害者の支援の枠組み作りには疎かったのではないかと感じざるを得ません。
なにせ、厚生労働省が知的障害がある受刑者らの自立支援策と
再犯防止を支援するため、研究班を発足させモデル事業が
去年の秋からスタートしましたが、このきっかけとなったのが、
山本氏が服役体験をまとめ、
2003年に出版した「獄窓記」だったぐらいですから。
大阪八尾市の事件は、今後、問題のある累犯障害者を
福祉施設が受け入れなくなるということにも繋がりかねません。
施設にも受け入れられず、家族からも見放された障害者は、
犯罪を繰り返してしまう可能性がもっと高まります。
大阪八尾の事件は、罪は罪として健常者と同じように裁きながらも、
刑期を終えた障害者が犯罪を繰り返さないための社会支援を、
福祉施設だけでなく行政や専門家も含めたチームによる
より強力な支援体制が不可欠で急務だということを提示しています。
障害者に限らず、軽犯罪を繰り返し刑務所に何度も戻る健常者も、
刑務所での生活の方が暮らしやすいという理由からですが、
これは今の日本社会の様々なことを象徴していると思います。
関連ブログ:『sokの日記』さま2007年01月23日
「累犯障害者」の現実 −朝日放送『ムーブ!』1月22日放送分テキスト起こし−

01月24日(水)
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