ID:45126
あんた何様?日記
by 名塚元哉
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■ロスト・ジェネレーション
「ロスト・ジェネレーション」を「失われた世代」と訳していいものかどうか
話を記事に戻しまして。
「挽回」という言葉ひとつにしても、
人それぞれ挽回したいと思う事柄が違いますし、
何を持って挽回出来たとするのかも定義が幅広く曖昧なので、
「おくれをとっても挽回できると思いますか?」と聞かれれば、
Yesと答える人は多くなるのは当然ではないでしょうか。
また、25〜35歳の就職氷河期世代であっても就職できている人と、
社会に出ていない(ニート、フリーター)人とでは、
意見は明らかに違ってくるでしょう。
後者では、挽回できると思っている人はほとんどいないのではないでしょうか。
> また、自分の将来について期待と不安のどちらが大きいかでは、
>「期待」33%は「不安」64%を下回ったものの、
>全世代合計で「期待」24%、「不安」67%だったのに比べると、
>この世代の「期待」はいくらか多めともいえる。
この先、自分の経済や健康面などになんらかの不安を感じない人は、
よほどの鈍感な人間以外にまず居ませんし、
メディアの論調を見ても、将来に期待や希望を見出すというより、
人々を不安にさせる特集記事ばかりが目に付くので、
どの世代でも「期待」より「不安」のほうが大きいのも当然だと思います。
メディアは不安を煽る方が売り上げが伸びるとはいえ、
不安は更なる不安を呼び込むだけなので、
生きていても、この先なんの希望も見出せない社会という印象だけを与えるのは、
精神的にあまり健全ではないと思います。
(現実に対して楽観しすぎる論調に終始するのも問題ですが。)
しかしながら、マスメディアに不安を煽る論調が多く、
将来になんらかの不安を感じていても、
ロスト・ジェネレーションとされる世代に、
挽回できそうだという考えを持っている人が多いのは、
まだ希望を捨てていない状況ですし、
例え結果が残せなくとも自分の向上に繋がっているので、
努力した時間が無駄になることはないと理解しているという表れでもあります。
そして、すべての世代に、非正規雇用が増えてきた現状と
今後増加する状況を望ましくないと考えている人が多いのも、
この状態を打開できないかという健全なものの考え方が出来ているといえるので、
悲観するような悪いアンケート結果ではないと思います。
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01月05日(金)
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