ID:45126
あんた何様?日記
by 名塚元哉
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■財政破綻した夕張市
朝日新聞11月17日:財政破綻の夕張市、老人ホーム閉鎖へ 市内唯一
 市は老人ホームのほか、図書館や美術館、市民会館など
17の公共施設の休止・廃止も決めた。

朝日新聞11月14日:夕張市、職員半減へ 小中学校11→2校に
■夕張市職員、08年度で半減――給与は3割カット/再建計画骨格
財政再建団体に移行する夕張市の再建計画の骨格が14日、明らかになった。
約270人の市職員は08年度末で半減、給与も3割削減し、
全国の同規模自治体で最低水準にする。
市民税、固定資産税、軽自動車税なども引き上げる。
さらに七つある小学校と四つある中学校を、10年3月までに各1校ずつにする。

朝日新聞11月05日:夕張市、迫る「最低」生活

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年間一人当たり約10万円の負担増となるそうですが、

1年だけの10万増ではなく、それが20年以上続くわけですから、

引越せる余力のある人は徐々に市外へ引越し、

引越せる余力すらない高齢者などが残り、

残った人の負担がさらに増える→さらに人口が減る→

残った人の負担が増える→さらに・・・という悪循環が起こります。

(破綻前から夕張市の人口は毎月500人ずつ減っているそうです。)

財政悪化は炭鉱の廃止に伴う過疎化による税収減もありますが、

景気回復策と称して借金を重ねながら、公共事業を繰り返して来たツケがあります。

1979年から2003年まで6期市長を務めた中田鉄治氏は、

「分不相応の投資をしなければ、夕張市は再生しない」とし、

80年 「石炭博物館」 14億8300万円
83年 遊園地     32億3000万円
85年 めろん城     6億5000万円
88年 ロボット大科学館 8億5000万円

「観光」目当てに維持費のかかる採算の合わないテーマパーク

いわゆる箱物を次々に建設しました。

しかし、夕張市以外にも過疎地のテーマパークのほとんどが、

失礼ながら、一度遊びに行けば、もう満足といったものばかりで、

そのようなテーマパークのほとんどが経営破綻しています。

同じテーマパークでもディズニーランドやUSJは連日大盛況。

日本のテーマパークが巨大な箱物で、

そこにさえ存在すれば、お客が来るだろうという単発的な甘い発想に対し、

外資系テーマパークは、お客さんをいかにして楽しませるという

アイディアやホスピタリティといったソフト面を重視して、

お客さんに夢や物語を与える工夫をしています。

当然のことですが、お客さんを楽しませるすべを知っていないと

消費を伸ばすことはできません。

いかにお客さんを呼び込むか楽しませてリピーターを増やすかという工夫もせず、

これがダメなら、次はこれと次々に浅はかな考えで、

負債による借金を重ねながらも公共事業に手を出した結果、

夕張市は財政破綻してしまいました。

憲法で認められる全国一律の生存権を保障するためとか、

国土保全のために最低限度の維持管理のために税金を使ったり、

地方に補助するなら問題はありません。

国家として最低限度の環境保全は必要だから財政が苦しい地方に対する

補填は必要に決まっていますが、

問題なのは、無駄な投資にも関わらず、

所得分配のためだけに交付税を使って無用なインフラを整備するところです。

本来、国税を使った交付税は最低限度保障か、

将来の確実に財政規模を拡大するための投資目的でおこなわれるべきなのですが、

所得分配のためだけの交付税ばらまきは財政破綻のもと。


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11月22日(水)
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