ID:45126
あんた何様?日記
by 名塚元哉
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■外交というのは10主張して6〜7取れれば上出来で成功だ。
BBCは北朝鮮決議について「安保理が制裁措置に合意」と報じた。
(産経新聞 07/16 11:00)
●北朝鮮が安保理決議を全面拒否、ミサイル発射継続を表明
北朝鮮の朴吉淵国連大使は15日、国連安全保障理事会が同国の
ミサイル発射に対して全会一致で採択した決議を「全面拒否する」と表明、
「こうした状況下でミサイル発射を中止する必要はない」
として今後も発射を続ける姿勢を示した。
(中略)
これに対し、米国のボルトン国連大使は「きょうは歴史的な一日だ。
安保理が全会一致で今回の決議を採択したと同時に、それに対して北朝鮮が
わずか45分後に拒否するという最速の世界記録を作ったからだ」と、
皮肉をこめて北朝鮮の対応を批判。
ロシアのチュルキン国連大使は、北朝鮮の反応は予想どおりとし、
「国連決議の内容を変えるものではなく、
安保理の結束に変化をもたらすものでもない」と語った。
(ロイター 7月16日13時41分更新)
●対北朝鮮「次の措置」検討へ、米政府
米政府は、国連安保理が15日、対北朝鮮決議を全会一致で採択したことで、
国際社会の懸念を示す「極めて明確なシグナル」(ボルトン国連大使)を
北朝鮮に送ることができたと歓迎している。
同時に、北朝鮮が決議は受け入れがたいとの立場を即座に表明したため、
「次の措置」を関係国と検討していく方針だ。
(朝日新聞 2006年07月16日11時59分)
-----------------------------(引用終了)----------------------------
国連憲章第7章を盛り込んだ制裁決議に固執して
中国に拒否権を使ってもらった方が、
「しょせんは自国を守れるのは自国だけなのだ」と、
どうすればいいかを国全体で大手を振って論議できる土壌ができるので、
それも良かったとも思うのですが、不本意ながら7章は削除されても、
決議を取り、議事録にも載る口頭での確認も取り付けたわけで、
「口頭」とはいえ非公式協議と違って採決時の発言は議事録に記載されますから、
実質的には明文化されたことと同じで拘束力があるわけです。
七条削除で合意だけど法的拘束力は確保されたので、
日本外交としては及第点と言えます。
決議案を守ることを各国は強制はされていませんが、要求されることになり、
換言すれば、要求を守らない国はテロ支援国家と認定されるということです。
中国、韓国も大っぴらに北朝鮮への援助はやりにくくなるだろうし、
北からミサイルを買おうとしている国も買いにくくなります。
これで、北への金の流入はかなり減少することでしょう。
北朝鮮が国連の全加盟国から非難されうる立場になったことは確定し、
有志連合にしてみれば「安保理決議に従って」という名目で北を締め付けられるので、
他国に制裁を義務化することは出来なくても、
日米他有志連合が制裁を行う根拠としては、今回の決議は十二分なものがあり、
日本は堂々と金融制裁をやれる根拠もできたのだから、万々歳ですよ。
しかも、北に経済制裁をしても中国は非難できなくなるオマケ付。
決議案には法的拘束力があるのでミサイル発射凍結を破れば国際法違反になりますが、
北朝鮮は期待通り速攻(しかも世界新記録)で安保理決議を拒否し、
今後もミサイル発射を続けると主張しているように、
主張どおりにミサイルを発射すれば、自動的に安保理に戻り、
さらに強い強制力を持った制裁決議案が再提案されます。
その時は、散々ゴネて譲歩してまたゴネて最後に賛成に転じた中国もロシアは、
今回の決議に責任を持つということを決め賛成したので、
再び反対することは立場上非常に難しくなりました。
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07月16日(日)
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