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あんた何様?日記
by 名塚元哉
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■発狂!パワフルプロ市民!2006開幕編
糾弾する大阪同胞緊急集会」が3月29日に行われ、会場となった
大阪市東成区民ホールには、大阪をはじめとする近畿地方の
同胞と活動家らが大勢詰めかけ、熱気に包まれた。

 集会では、緊急集会実行委員会委員長の金奉亨・総聯大阪府本部委員長が
報告を行ったのに続き、南大阪平和人権連帯会議の加来洋八郎議長と
市民活動家の長崎由美子副代表が連帯のあいさつを行った。

 つづいて、総聯の各代表らが討論した。

 朝青東大阪南支部の辺容哲委員長は、現在の状況を打開するたたかいで
朝青が先頭に立つことについて、大阪府商工会の朴東任経営経理部長は
今後も屈することなくたたかい、大阪府商工会の正当な事業にさらに
献身していくことについて、女性同盟城東支部の玄順愛総務部長は
同胞の団結した力で朝鮮学校と子どもたち、
総聯組織と同胞社会を最後まで守り抜く決意について語った。

 また、大阪府商工会の高元亨副理事長と総聯東淀川支部の
金龍元委員長もそれぞれの立場から同胞たちの安定した
生活と権利を守るため、活動していく決意を表明した。

 参加者らは、「日本当局は不当な『反総聯政治弾圧』を即時中止しろ!」
「警視庁公安部の不当な強制捜索を断固糾弾する!」
などのシュプレヒコールをあげながら、総聯の周りに団結し、
最後までたたかい抜く決意を新たにした。

各界日本人士の連帯あいさつ

△清水澄子、朝鮮女性と連帯する日本婦人連絡会代表

 戦後60年経った現在も、このような事態が起きていることに
日本人として憤りと悔しさを感じている。

 今回の政治弾圧は、在日朝鮮人の存在すら認めないという
旧帝国時代への逆戻りであり、決して許してはならない。

 また、日朝国交正常化交渉と6者会談の破綻をもくろんだものであり、
卑劣極まりないものだ。日本人の立場からも、この問題は民主主義を
守りファッショとたたかうことであり、手を携えてたたかっていこう。

△床井茂弁護士

 今回の事件ではっきりしたのは、「外国人は煮ても焼いても構わない」という
思想がいまだに残っているということ。過去にもそうした思想から
「外国人学校法案」や「出入国管理法案」が
廃案には追い込まれたものの、国会に提出された。

 在日朝鮮人は言わば、「かごの中の鳥」だったが、
それを一つひとつたたかいを通して勝ち取ってきた。

 現在の厳しい状況の中では、こうした先人たちの姿を見習うべきだ。

△浅野健一、同志社大学教授

 現在、日本には45年以前の植民地支配によるものと45年以後、
朝鮮を敵視し、在日朝鮮人を差別してきた二つの罪がある。

 また、日本政府の中には2つの潮流が存在する。
一つは右翼的な考えを持つもので、もう一つは民主的な考えを持つものだ。
しかし、前者は国際的に見た場合、孤立していくだろう。
後者の流れを大きくするためにも、徹底的に今回の事件の
不当性を明らかにしていかなければならない。

△野田峯雄、評論家

 拉致問題に関する取材を進めていくうちに感じたことは、
「拉致運動」なるものが当初の目的を喪失し、大きく逸脱しているということだ。

 この運動の目的は、日本の核武装、戦争国家化である。
つまり、「人権」や「被害」をうんぬんしている運動の
指導者たちが拉致をあざ笑っているのである。

 日朝間の問題では、責任も取らず歩んできた日本に責任がある。そ
れを日本人が直視して分析し、今後の道を探っていかなければならない。

△吉田康彦、大阪経済法科大学教授

 「救う会」などの団体は、「全員救出」を声高に叫んでいる一方で、
朝鮮の「政権転覆」という排他主義的な主張をしている。
仮に「政権転覆」が実現すれば、「全員救出」は絶対に無理だ。
多くの日本人がこの矛盾に気づいていない。

 さまざまな情報を分析してみると、小泉首相は9月の退陣までにもう一度、
平壌を訪問する可能性もある。


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04月05日(水)
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