ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■SPARKS JAPAN TOUR 2025
SPARKS JAPAN TOUR 2025@EX THEATER ROPPONGI

SPARKS! MAD! SPARKS! うわーん我らSuburban Homeboysよ〜!😭
こっからJansport Backpackへの流れ〜! いや全部が素晴らしかった〜!

[image or embed]— kai (@flower-lens.bsky.social) Jun 14, 2025 at 2:24
いやもうさ……ほんと「愛され続けて半世紀」、大昔の曲から最新作のどれもがクラッシックで瑞々しくて、なんなの! 元気でいて!

ラッセルもいってたけど、何しろスタジオアルバムは28枚ある。お馴染みの曲あり、レア曲あり、最近になって大ヒットを飛ばした(ファンの間ではずっとお馴染みの名曲だけどな!)大昔の曲ありと、レパートリーは盛り沢山。今回はセットリストの1/4、5曲が最新作『MAD!』からのナンバー。これがまー盛り上がる盛り上がる。いつでも最新型のスパークス!

オープニングにぴったりの「So May We Start」からショウはスタート。ラッセルが「ラッセルです、ロンです、スパークスです。行きましょう!」と日本語で挨拶する最高の滑り出し。50年分のレパートリーはめちゃめちゃ多彩。グラム、ニューウェイヴ、エレポップ、ミニマル……その幅広さに対応するバンドにも唸る。演奏は勿論ピカイチ。でも演奏しないでいいパートもまあまあある訳ですよ、シンセのリフとドラムだけで展開する曲も多いので。そのときの彼らの仕事は唄ったり踊ったりフロアを煽ったりすることなのですが、それらがどれも最高。特にコーラス! もやはクワイア! 美しい響きはまるで賛美歌のよう。上手側のギター、イーライのキャラ立ちもすごくてな。左利き用のギターを右で弾き、ハーロドック調のソロをバリバリ弾き、その柳腰で舞いフロアを煽る。森岡賢のようだった。夢に出そう。

日本がこのツアーのワールドプレミアだったので、衣裳も初披露。ラッセルのスーツは和柄のパターンと台湾花布のパターン、それぞれ青と赤が基調のもので、全部で4着くらいあったみたい。これは日本公演に合わせてなのか、このあとのツアーもこれでいくのか気になるところ。ロンはお馴染みシックな黒の上下。アンコールでは松竹映画のTシャツに着替えて出てきました。兄は静かにエレピのリフを弾き続け、弟はステージを端から端迄動きまわって唄い踊る。そしてどちらも(そう、兄も!)手をふったりスマホを構えているオーディエンスのことをちゃんと見ていて、しっかり応えているのです。検索すると「こっち見てくれた!」という喜びと共にカメラ目線の画像をあげているひとの多いこと。曲間に名前呼ばれると「ん?」みたく寄っていったり顔を向けたりしてる。

ステージ上にもフロアにも笑顔が溢れ、イントロが鳴り響く度に歓声が上がり、感極まったり涙ぐんだり。前述したように個人的にうわーーー(泣)となったのは「Suburban Homeboy」〜「Jansport Backpack」の流れ。郊外住まいの男の子が! セックスのことばっか考えてて! 涙の海に溺れて! 彼女は去っていくんですよ!!! 勝手に繋げてしまいましたがドラマティック極まりないじゃないですか!!! 曲調にしても軽快なリフに載せてディレイとタメのライムをかますロン兄、美声で唄いあげるラッセル、手を振り手を叩くオーディエンス、そう、殆どずっと手拍子するんで手を振るタイミングも難しい。ステージのハッピーな空気に反して兄弟も観客もやることいっぱいでたいへんなんですよ(笑)。スパークスのライヴに手拍子は不可欠よね…叩いちゃうのよね……。毎回書いてる気がするが、終わってみれば掌パンパンなんですよ。


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06月13日(金)
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