ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■2023年のSPARKS
SPARKS@duo MUSIC EXCHANGE

そんでもってSPARKS! ぎゃーwhat a fun! はこっちの台詞だ! ラッセル、ロン兄のことをマッドブラザーだってうわーん最高 pic.twitter.com/EkH5D0pWEO— kai ☁️ (@flower_lens) July 22, 2023
ロン兄が立ち上がったときの、いよっ待ってました感がすごかった……ラッセルの声はホント宝物、バンドサウンドでゴリゴリのエレポップからハードロックなギター迄縦横無尽! 暑いので体調に気をつけて無事帰っておくれ〜(家に)帰る迄がツアーよ〜!

いやー、二年連続でスパークスに会えるとは。当初発表されたホール公演、LINE CUBE SHIBUYA(ex. 渋公)は校了で残業確定日。しょんぼりしていたら追加公演が決まって小躍りしました。で、追加のが先にあるというね……しかし助かった、有難う有難う。

で、まあduoなもんで柱やら人混みやらに遮られ、フジ前の今コロナになる訳にはいかず(というか出来ることならずっとなりたくない。喘息持ちなんで重症化怖い)、壁沿いの空いてるところにいたので視界はすこぶる良くなかった。仕方ない。楽屋のすぐそば(上手側)だったため、開演前にメンバーが陽気に談笑していたり、皆で唄ったり(!? スパークスのナンバーじゃなかった)していたのを聴けたのはラッキー。楽しく過ごしているのが伝わってきてこの時点でニコニコ。

という訳で、いちばん見えたのは上手側にいたギターのイーライでした(笑)。しかしこのイーライがすごくいい仕事してた。ラッセルの歌声にピタリと寄り添うコーラス、歴史あるスパークスのあらゆる楽曲に対応するギター。いいバンドだ!

「行きましょう!」。ラッセルの挨拶直後に流れてきたのはロン兄奏でるエレピのスタッカート……「So May We Start」! 瞬時にハンドクラップとジャンプでフロアが沸き返る。このオープニングは昨年の来日公演と同じだったけど(ソニマニ、単独)、続いて演奏されたのは「The Girl Is Crying in Her Latte」!!! ぎゃ〜格好いい!!! 前作と最新作からのナンバーが往年の名曲のように、過去のナンバーは出たばかりのような瑞々しさをもって次々と奏でられます。

いやホントすごいよね……豊富なディスコグラフィーから様々な表情を見せつつ、兄弟以外のバンドメンバーは時代ごとに入れ替わるも、聴こえてくるのはまごうことなきスパークスサウンド。今は何年だ? とときどき我に返る。クラシックな装いの最新型。ラッセルの声とロンのピアノで奏でられるフレーズとリリックのリフレインに酔いしれる。

それにしてもラッセル、元気。ステージの端から端迄動きまわり(おかげでなんとか姿を拝めました)、ジャンプし、踊り、ロン兄に絡み、曲紹介から日本やフロアの印象も語ってと弁舌なめらか。赤と黒の衣装を粋に着こなし、そしてあの歌声ですよ…マジですげーな……。ツアー本数の多さにも驚かされるけど、SNSに会場の様子や旅先で立ち寄ったところを載せてくれてるんですよね。ホテルに閉じこもってじっくり休む、という訳でもなさそう。勿論日々メンテや鍛錬を積み重ね、コンディションを整えているんだろうなと感嘆します。

ロン兄はいつものようにエレピの前に姿勢良く座り、正確なフレーズを弾いていきます。そしてお約束、「Shopping Mall〜」では“Yeah”、「The Number One Song〜」ではダンス、ダンス、ダンス。美馬亜貴子さんがツイートされていたけど、「これ出来てるうちは大丈夫」。そうよね!

MCでラッセルがお知らせしていましたが、今回はtectecsとのコラボも目玉です。物販は日本オンリーのちょうかわいいオリジナルグッズが揃っていました。うれしいことだよ……。プライベートでもよく日本に来ている兄弟、以前銀座の無印良品でロン兄に遭遇したときは驚いた(全然ツアーとか関係ないときだったし、SNSにも日本にいるよと書いたりしていなかったので、声はかけないでおいた)。昨年末には大好きな寅さん記念館へ行き、山田洋次監督と会っていました。こんな風に兄弟が日本とそのカルチャーを愛してくれるのは、長年彼らといい関係を続けてきた岸野社長の力が大きい。頭が上がりません。


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07月22日(土)
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