ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
[647778hit]
■『菊地成孔 3DAYS』菊地成孔クインテット
『菊地成孔 3DAYS』菊地成孔クインテット@Shinjuku PIT INN
例年は年末進行明けの清々しい気分でハァ〜年の瀬だわァと出かけて演奏の凄まじさにギンギンになって+しみじみとして会場を出るんだが今年は全っ然仕事が片付かんでギンギンのまま出かけて演奏の凄まじさにギンギンになって帰ってきた。しみじみもしてる。いつも痛い、いつも優しい pic.twitter.com/LsiJm39kQy― kai (@flower_lens) December 17, 2021
会場を出て、耳がもげそうなくらい風が冷たくて、でもそれが気持ちよく、清々しく新宿駅へ向かうところ迄がセット。途中から地下道に降りれば寒くないんだけど降りない。いちばん好きな季節。
-----
菊地成孔:vo, ts, ss
林正樹:pf
宮嶋洋輔:g
小西佑果:cb
秋元修:drs
-----
そんなこんなでチケット取れた時点でこの日は帰らせてくれ〜とすごい根回ししてなんとか開場時間に間に合いました。緊急事態宣言が出ていないのでチケットは通常の席数販売出来て、立ち見も出て盛況。菊地さんも「立ち見がいる、この景色久しぶり」とにっこり。違ったことといえば、1stと2nd Setの間に換気のためドアを全開にしてたことか。ステージ側のドアの近くだったのでヒィとなった。でもいいのだ。
という訳で菊地さんのピットインは箱舟なもんで、あの場にいた者にしか感じられないものがあり、安易に広めるものではないと思いつつ、書いておかないと忘れるという自分のエゴにより、以下書いてよさそうなところだけおぼえがき。いやさ、曖昧な記憶による記述が後日たいへんなことになる事例を今年沢山見たことですし(根に持つ)。
・野田秀樹みたいな紺のスーツ、ユーネック長袖T
・そういや体型も、体幹の使い方やバランスも似てるかも
・あの椅子で、あの脚の組み方でよく唄えるなとか演奏出来るな〜と思うもんね……体幹しっかりしてないと出来ないことですね
・1st Setは歌に専念、2ndは歌、ss、ts
・そうっと楽器を置く、だいじに扱う
・ソプラノ吹くときは左手の指輪全部外す
・そういうとこ〜
・天下一品の指パッチン
・歌詞はMacBookを見つつ。休憩後「パスワード忘れちゃった」
・ストラップを楽屋に忘れる
・「それでは秋元くんの静かなドラムソロをお聴きください」と出て行く
・秋元「次の曲のテンポだけ教えてほしいんですけど」
・周知されてないんかい
・それであの演奏だもんな〜
・林さんとかもカウントを復唱したり演奏し乍らBPMをなじませているようだったりと都度対応してた印象。リハやってても本番の流れでいきなり変わったりするんだろうな
・本人も「(乗ってくると)つい早くしちゃうんだよね」といってた
・それでこの仕上がりですよ。こえー
・つか林さん、一緒になってちいさく唄ったりカウントとったりちいさく独り言をいったり口笛吹いたりと楽しそうであった
・なのに菊地さんに「林さんは怖いからいじれない」といわれる。「いつもニコニコして優しそ〜うな顔してるけど怖いんですよ」
・わかる
・「そんなことない……」とちいさく呟いておられました(微笑)
・基本カヴァー。スタンダードを中心に、各プレイヤーのソロもきちんとあり、楽しく聴ける
・しかし全部リズムがなまってるので最高にスリリングでもある
・秋元くんが満面の笑みでのびのび叩く
・秋元くんの風貌がハラカミくんめいてて(髪型、メガネ、フーディスト村)密かに動揺する
・小西さん全編cb。ソロもキレキレ。初見でしたが格好よかった!
・位置的に宮嶋くんはあまり見えなかったのだが、林、秋元、小西の丁々発止は見ものでした。えっそのアイコンタクトで了解なんだとビビる
・皆笑顔でビシビシ当ててくるし、揺らぎのリズムを乗りこなす
・ムーンライダーズ「G.o.a.P.(急いでピクニックへ行こう)」エロくて最高
・あとで知ったことだが、この日はかしぶち哲郎さんの命日であった
・「G.o.a.P.」はこのクインテットではもはや定番だが、前にもライダーズはカヴァーしてたよね。「さよならは夜明けの夢に」とか
[5]続きを読む
12月17日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る