ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『僕のフレンチ 〜ア・ラ・カルト公認レストラン〜』
『僕のフレンチ 〜ア・ラ・カルト公認レストラン〜』@eplus LIVINGROOM CAFE & DINING

ひと山越えたぜ という訳で年末恒例ア・ラ・カルト…は
今年はお休みということで高橋がお店を開いたぞ! ア・ラ・カルト公認レストラン『僕のフレンチ』だ! ゲストはレ・ロマネスク TOBIだ! おいしい食事と楽しいお芝居と音楽だ! pic.twitter.com/I438hLPgm2— kai (@flower_lens) December 19, 2019
はー年末進行のペースが読み切れなかった、芝居のチケット二公演分パーにした。無念……しかしこれには行けてよかったなあ。
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台本:高泉淳子
演出:吉澤耕一
音楽監督:中西俊博
出演:高泉淳子、釆澤靖起 / 中西俊博(Vn)、竹中俊二(G)、パトリック・ヌジェ(Acc, F.Hr, Vo)、ブレント・ナッシー(B)
ゲスト:TOBI(レ・ロマネスク)
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タイトル、正しい表記は「俺」に×がしてあって「僕」なのです。チケットサイト等では『俺× 僕のフレンチ』と表記されていますね。劇場がおさえられず……ということで、今年はスピンオフ企画。あのア・ラ・カルトの常連客、高橋がお店を開きました。秋田で修行(?)して、十日間の有休をとって臨んだそうですよ! 心配しかない(笑顔で)。

会場のeplus LIVINGROOM CAFE & DININGは道玄坂にあるお店。e+が利用者から集めている高額な手数料を元手にオープンしたといわれている(…)あのカフェです。初めて行った。成程カフェといってもライヴが出来る、プレイガイド出資に見合ったスペース。カジュアルなモーションブルー横浜に渋谷クアトロみたいな柱があるとこでした。ステージづくりは難しそうだがよい雰囲気です。食事もおいしい。ドリンクのグラスにKIRINのロゴが。ということは……と思っていたら、ハイ出ました「メルシャン」! そう、メルシャンは2010年にKIRINの子会社になっているのです。ここにも歴史あり。このカフェ普段もKIRIN扱ってるのかな? ア・ラ・カルトとメルシャンの長年のパートナーシップを守ってくれたのはとてもうれしかったです。

開幕しばらくは高橋がひとりでドタバタ奮闘のテイ。オープンの経緯をワタワタとあの口調で説明してくれます。釆澤さんは客に紛れてカウンター席にひっそり座っている。そこを高橋に発見され助けてよ〜と捕まって、そこから着替えてお手伝い。セクションごとにマイクやテーブルをセッティング、勿論ギャルソンの仕事もこなします。後述の記事にもありますが、好評につきステージが見えない席も発売したようで、そのエリアに配慮した演出やアドリブも。「中山くん」の名前もしっかり出て、『ア・ラ・カルト』の面々もしっかり存在しています。

本日のゲストはレ・ロマネスクTOBIさん。初めて拝見したけどすげー面白かった、この匂いは……という予感はあったがやはりその辺りの住人でした。シャンソンはフランス語でただ「歌」という意味なんだけど、日本人には「シャンソン」というとイメージするジャンルみたいなものがある。それを全部入れてみましたというナンバー「老女優の回転木馬」のエクセレント。ツボに入ってしまい笑いがとまらず吐きそうになった。せっかく食べたごちそうを戻しそうになる程だったよ! その前に唄った「祝っていた」ってナンバーも最高でした。呪を祝と書いていた、呪っていた筈なのに祝っていた。ユーモアとペーソスと毒、これも日本人がイメージするシャンソンかもしれないけどこういうのダイスキ。カラックスの映画を観ていたおかげで「メルド!」のシャウトにも大笑い出来ました。

芝居パートでは『ア・ラ・カルト』日替わりゲストが必ず洗礼を受けるアレ(台詞と段取りが書いてあるメニューを渡されて、ほぼぶっつけ本番で臨む)にオロオロ……のふりしてしっかりお父さんぶりを発揮。高橋だったり小学生の娘だったり高泉さん本人だったりと、キャラクターがコロコロと入れ替わる高泉さんを相手に「今どっち?(設定なの本人なの)どっちのテイで喋ればいいの?」とボヤキツッコミしつつ、最後は大きなハグ。これ、高泉さんもキャッとなってましたね。やはりフランスは愛の国よのう。


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12月19日(木)
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