ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■高橋徹也 × 上田禎 デュオ・ワンマン『con el maestro』
高橋徹也 × 上田禎 デュオ・ワンマン『con el maestro』@風知空知

念願 pic.twitter.com/5ddidfi6l9― kai (@flower_lens) March 24, 2019
いやまじで。やっと聴けたーーー! トレモロ! あのピアノのトレモロ! ずっと聴きたかったあの音〜!!!(泣)

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vo, g:高橋徹也
key, g:上田禎
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ことあるごとに書いてる気がしますが、高橋さんのライヴ盤『The Royal Ten Doller Gold Piece Inn and Emporium』は私にとって人生の一時期を伴走してもらったと勝手に思っているくらい恩を感じているアルバムなのです(アー先日のmotk川浮ウんの言葉を思い出す〜。「人生過酷でしょ? だからひとは音楽を聴くんですよねえ」!)。高橋さんのライヴに行き始めた頃のピアノは既にsugarbeans/佐藤友亮さんだったので、高橋さんと上田さんのデュオを観るのは積年の夢というかなんというかで。いやもう、感無量です。

しかし、このアルバムが出たときはもう佐藤さんが参加されてたんですね。今回詳細を初めて知りました。「メジャーを離れてから数年間、上田さんと会うことは全くなくて。その後佐藤くんと出会って、プロデュース、レコーディング、ライヴと参加してもらっていたんだけど、このライヴの日はどうしてもスケジュールが合わなかった。それで上田さんにお願いしたんだけど、そのときのライヴが作品になったので佐藤くんには申し訳ないなという思いがある」。そうだったのか……。

というわけで、デビュー前からのつきあいである上田さん。思い出話に花が咲くのは勿論のこと、高橋さんが苦しんだ時期と、それを超えた今を見守ってきた先輩の包容力をひしと感じるライヴでありました。それにしても勝手知ったるというか、自由だったなー! 上田さんのキャラクターにも魅了されてしまった。「マエストロ」と呼ばれているのにも納得。なんたって今日のライヴのタイトルが『con el maestro』ですからね。といえばこのタイトルはスペイン語、先日リリースされたライヴ盤『AO VIVO』はポルトガル語。今ラテン(音楽)の旅をしてるのかな。

お話のなかから、書いていいかなというところをおぼえがき。いやほら、クローズドな場(=演者と参加者の信頼関係あって)こその話もあると判断してのことです。問題ありましたらご指摘ください。

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高橋:いつもビシッとキメてますよね。そういえば初めて会ったとき、全身MILKBOYだった
上田:全部もらいもんですよ。あの頃こっちもまだ二十代だったし、買えるわけない。バンドやってたから撮影とかやったあともらってたの

上田:「真夜中のドライブイン」をマヨドラっていってたやつがいたな、加藤(隆志)か。バカですよ(場内笑・以降いいたい放題ですが愛の口調でしたよ!)
高橋:いちばんの出世頭なんですけどね。なんか関係ないときにもいて、呑みにいこう! っていってきて、ヤダなーと思い乍ら……いや俺あんまり呑めないし。でもお互いロックとは! とか考えてる熱い人間なんで、熱い話をしましたねー

高橋:最初のアルバムの『Popular Music Album』と二枚めの『夜に生きるもの』、よく「二枚めでグワッと変わった」と評価されることが多いんですけど、自分ではそんな感じはないんですよね。聴いてどうでした?
上田:うん、そうね、変わったというより、好きにやれたんだなって感じかな
高橋:自分ではあのときすごいオープンマインドだったんですけどね、何ごとにおいても。もう結婚出来るんじゃないかってくらい、あの頃は
上田:なにいってんだ
高橋:いやでもそうだったんですよ。ですけど
上田:メジャー最後のアルバムを作るときはもう、ディレクターも好きにやれって感じになってたでしょ。高橋の周りは敵だらけになってね(笑)
高橋:曲げませんからね
上田:ある日やってきた高橋が机にノートとペンをガッて置いて、「上田さん、アルバムってどうやって作るんですか……!」って。ノートに書いて出来るようになるもんでもない。なんか可哀相になってね、手伝うことにしたの

高橋:ほんと上田さんって優しいですよね。泣き言いえるのは上田さんくらい。いつも話を聞いてもらって

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03月24日(日)
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