ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■LOUIS COLE SOLO SET
LOUIS COLE SOLO SET@Shimokitazawa BASEMENT BAR
KNOWERが来日しております。Thundercatがらみで知ったドラマー+サウンドクリエイター、ルイス・コールとヴォーカリスト、ジェネヴィエーヴ・アルターディによるLA発エレポップ・デュオ。動画や配信、ライヴが主な活動の場なので日本の媒体には情報が少なくYouTubeを漁りまくる日々だったのですが、この度日本のレーベルと契約し、配信のみのリリースだった2016年の作品『LIFE』が世界初CD化、それに伴い来日公演が決まりました。ウェーイ対価を払わせてくれとやきもきしていたところだったので喜びいさんで追っかけますよ!
Tower records shinjuku buying my own album pic.twitter.com/UysfSYT4Bs― Louis Cole (@LouisColeMusic) May 23, 2018
アメリカにはもうタワレコの実店舗はありませんので嬉しかったらしい。
今回メジャー仕事とインディー仕事のオファーをかたっぱしから受けているようで、プロモーション、ソロセット、バンドセットでのフェス、単独3公演とイヴェント収録、デュオセットと怒涛の一週間。いやはやタフですね、初日はルイスのソロセットです。いやあよかった……すごく閉じててすごく開いてる。ドラマーとしての技量とサウンドクリエイターとしてのギークっぷり。自分(だけ)がわかりやすい例えでいうとスクエアプッシャーのドラマー版のような感じですわ。ソロ作品(このAmazonのレヴューを読んで知ったが『菊地成孔の粋な夜電波』で紹介されてたとのこと。調べてみたら一度や二度どころじゃなく、この数年間断続的にとりあげられてた。ラジオはなかなか聴けてないので知らなかった……はああ、繋がるもんですねえ)では内省的な美しい楽曲を発表しているルイスの二面性を観られてよかったです。
ステージにはDrsとちっちゃなKey、MacBook。ダウン着てフード被ってサングラスして出てきておもむろにセッティング開始、スネアのチューニングにかなり時間をかけてました。そのままぼそっと名乗って一曲。リズムとサンプリングした自身の声を順繰りに重ね、コーラスワークをじっくり聴かせます。ずっとこの雰囲気でいくのか? と思っていたらその後よいしょと脱いだダウンの下はSHITとプリントされたTシャツ、仕込んでる(笑)。「さっきそこで買ったんだ」とにんまり。下北ェ……。「両親が来てるのにこんな服着て!」とかいってた気がするがネタだろうか、思わずフロアを見まわしてしまいました(後日本当にご両親来てたらしいと判明)。ちなみに客層は幅広く、ジャズ畑から知ったか結構年配の男性もいらっしゃいました、スーツの。こういうフロアっていいな。
その後鉄板「Mean It」に「Bank Account」とアッパーセットをガンガン披露、インプロもどんどん挟んでいく。イントロドンで「YouTubeのやつ!」「銀行口座のやつ!」という声があちこちからあがり、笑い乍らの大合唱です。リリースされてない楽曲を共有出来ているのって強いなあ。「Thinking」も聴けて嬉しかった、いやはや盛り上がりました。ドラムアホうまい、多重演奏緻密(しかもガンガンその場でアイディア足していく)、ダンスおもろい。そう、ダンスもありましてよ。映像や画像で見る限りかなりの長身だなあと思っていたが実際そうで、長い腕と脚を窮屈そうに折り曲げて演奏する姿、ここぞとばかりに腕をふりまわすダンスとま〜一挙一動に不気味な愛嬌がある。ステージにはその日演奏するバンドの楽器が最初から全部置いてあったので、序盤スティックや腕が近くのコードに引っかかったりする場面もあってちょっとヒヤヒヤしました。ヘッドフォンしたまま立ちあがったらコードがピーンとかなってohとかいってた(笑)。
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05月25日(金)
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