ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
[648084hit]

■『Let's Play Two』
『Let's Play Two』@新宿ピカデリー スクリーン8

す、す、すばらしかった…(語彙)(日本で上映されたってのがわかるようジャスティスリーグを入れてみました #PearlJam #LetsPlayTwo pic.twitter.com/1Z3MNTqF01― kai (@flower_lens) 2017年12月2日

初日(12/2)と翌週水曜日(12/6)に観てきました。あっという間に終わってしまった、今は祭りのあとの寂しさに呆然としている。思いがあふれすぎてうまくまとめられないんでどばーと書き散らします。書き散らしなんでネタバレも満載です。

というかまずはtwilogを読んでいただけると有難い…RTしたものやPJファンの方たちとのやりとりで気づいたことや思い出したことも多いし〜。は〜。

・2017年12月03日 - Twilog
・2017年12月07日 - Twilog
・2017年12月08日 - Twilog

---
ダニー・クリンチ監督作品。2016年、メジャーリーグベースボール(MLB)ナショナルリーグのチーム、シカゴカブスが108年ぶりにワールドシリーズ(WS)を制覇。その年の夏、パール・ジャム(PJ)はカブスの本拠地であるリグレー・フィールドでライヴを開催。PJのヴォーカル、エディ・ヴェダーはシカゴ出身でカブスの大ファン。
---

というのが予備知識。わーいパールジャムのスタジアムライヴ観られるよ〜くらいの楽しいノリで出かけたのです。ところが蓋をあけてみればそんな単純なコンサートフィルムではなかった。PJ好きなひとだけでなく、音楽好き、野球好き、スポーツ好き、ホームタウンとそこに根ざすひとびとにリーチする、素晴らしいドキュメンタリー作品でした。誰かを愛したことのあるひとたち、何かに愛着を感じ応援したことがあるひとには、きっと響くものがある。こうなるともっと公開の仕方があったのではないか、宣伝の仕方があったのではないかと思ってしまうのですが、どこにジャンル分けしたらいいか難しい作品を逃さずすくいあげ、動員がそんなに期待出来ない国で(悲しいけれどそうなのだ)こうして公開してくれた配給元には感謝するばかりです。少しずつでもいいからこれからもいろんなひとに観られていくといいし、長く愛される作品になってほしい。

カブスのWS制覇は記憶に新しく、MLBにさほど詳しくなくても、「ヤギの呪い」「黒猫の呪い」を聞いたことがあるひとは多いのではないでしょうか。私もそのひとり。

・メジャーリーグで70年間も解けない呪い…。シカゴ・カブスを襲う恐怖の「ヤギの呪い」とは? | マイナビニュース
・2015年:悲願達成ならず|シカゴ・カブス - Wikipedia

wiki迄ひっぱりだしてますが、このニュースのことはよく憶えていたので、翌年カブスが遂に優勝したときはよかったねえと思ったものです。

For David Ross. @PearlJam frontman Eddie Vedder leads @Cubs' fans in 'Take Me Out To The Ballgame'. #WorldSeries pic.twitter.com/almL4eCAgb― FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) 2016年10月31日

このツイートもリアルタイムで観ていたのでエディよかったね! と思っていた。

一方、PJにはこんなことがありました。

・パール・ジャムのライヴが雷雨で2時間半の中断、深夜2時終演、そして新曲を2曲披露 (2013/07/22)|rockinon.com

このニュースもよく憶えてる。このふたつがああやって繋がるとは……1992年、シカゴで初ライヴを行ったバンド。不遇の時代、「観客席でこどもがかくれんぼする」くらい閑散とした球場(あのこれある程度の世代のひとはわかると思いますが、ロッテオリオンズ時代の川崎球場を思い出しました(笑泣))で試合をしていたカブス。一度ならずとも何度もつまづき、しかし未来を信じて繰り返し立ちあがり前に進み続けたバンドとカブスの結びつきが、チームを愛する、地元を愛するひとの気持ちとシンクロしていく。


[5]続きを読む

12月02日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る