ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『SONICMANIA 2017』その2
『SONICMANIA 2017』@幕張メッセ
■SHOBALEADER ONE(SPACE RAINBOW)
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Strobe Nazard:Key
Squarepusher:B
Company Laser:Drs
Arg Nution:G
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本日の本命。四月の単独からこんなに早くまた観られるなんて! うれしー! この日のステージは、真鍋大度率いるRhizomatiks Researchがヴィジュアルを担当することもアナウンスされていた。後方から全景を眺めるのもいいなと迷ったが、今回はやはりベースをガッツリ観たい、とスクエアプッシャーサイド(下手側)二列目で待機。
日英スタッフ入り乱れ、テキパキと機材を配置していく。なぜかバンド同様ローブを着たひとも幾人か。ステージ上で撮影するのかな、それ用の黒衣? なんて思いつつセッティングを見ていると、トムさん出てきはりました。しっかりローブ着込んでお面もつけてます。しかも何度も出たり入ったり、指示を出したりラップトップの画面を見たり。何度目かにはベースも抱えてきて、ずっと弾き乍ら話をしていた。ウォームアップの様子迄見られてラッキーと思うと同時に、セッティングのときからお面つけてるんだね…拘りなの…暑くないの……と観客半笑いで見守るの図。別に歓声も騒ぎも起こらず、「いるよ」「いるやん」とこそこそ声がひろがり、静かにスマホで撮影するという奇妙な光景。
それにしたって何度も出てくるなあ。そして雑然としすぎやないかあの配線……と思っていると、「0:20スタートになりまーす」とスタッフが走り乍らお知らせしてまわってる。20分も遅れるの? どうしたの? といささか不安になっていると、周りがスクリーンを指差してザワザワしだした。
この状況であの演奏、惚れなおしたーッ あんた最高だーッ(何度目) #Shobaleaderone pic.twitter.com/DxvXnDZDLS― kai (@flower_lens) 2017年8月18日
(あんたたち、ですわね。皆素晴らしかったよー)
(そしてやらかした航空会社に「どうも(英語ではThank youだった)」とかいうあたり、イギリス人っぽいわー)
な、何それ……。日本語と英語のメッセージが交互に映り、リアムから移動してきたひとも増えたフロアは異様な雰囲気に。どうなる? 20分遅れで済むの? なんて思っていたら0:13くらいには始まった。はええな、大丈夫かよ。いや大丈夫も何もであった。トークボックスがセッティングされていたのにもかかわらず「Megazine」をやらなかったのでセットリストに変更はあったのかもしれないが、アナウンスがなければトラブルがあったなんて観客は全く気づかなかったであろうステージだった。この夏のベストアクト。「弘法筆を選ばず」というツイートをぼちぼち見かけたけど、けだし名言。
表情によるコミュニケーションを拒否するコンセプトなので、主にトムの運指をまじまじと見る。あっお面つけてる! と時々我に返るんですが、あまりにも演奏が凄まじいと音しか残らないというか、見てくれがーとかの要素が意識の外にいっちゃいますね。それこそがバンドの求めていることかもしれないが。とはいうものの我に返ったときはわー腕毛ほわほわーとかローブ着てても結局は弾きづらいんで腕まくっちゃうところ(というかローブを半袖仕様にしてるのか)が愛嬌だよね、かわいいかよとか思っておりました。前方なのでスクリーンは見づらい。レーザーさんがアップになったので目を移すと、あの手数で叩き乍らもときどきお面の位置をなおすという余裕もある。あなた腕何本あるのよ。二本ですよ。しかし何度もなおすなあ、さぞ邪魔なんだろうなあ、お面のサイズ合ってないのかなあなんて苦笑する。それがあながちシャレになってなかったことがのちに判明する。
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08月19日(土)
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