ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■THE SPECIALS JAPAN TOUR 2017
THE SPECIALS JAPAN TOUR 2017@STUDIO COAST

た、たのしかった……!!! もりあげ上手っつうか休ませてくれないっつうか…あんなん煽られたら踊るわ跳ねるわワンツーいうわ(多分明後日筋肉痛)!

観たのは2012年のフジ以来。この年はフジから帰ってきたらエンピツが落ちてて、復旧迄の間にどんどん忘れて長文書きそびれたんだったな。あれから五年かい……。この年はOcean Colour Sceneもフジに出てたんだった。そのOCSのスティーヴ・クラドックが、今回のツアーにサポートで参加しています。ドラムは2015年に亡くなったジョン・ブラッドベリーにかわり、ex. The Libertines、Dirty Pretty Thingsのゲイリー・パウエル。あとtp、tbとホーンふたり、vn(この場合はフィドルと呼んだ方がよいのかな)、vcと弦ふたり。弦が入るとケルト音楽っぽくも聴こえる。そうそう、聴いててThe Poguesを思い出したりもした。テリー・ホールのくまくましい姿に、シェイン・マガウアンを思い出したりもしてね。

そんなよりくまくましくなっていたテリーはのそのそとステージを歩きまわり、自分が唄わないときはドラムの前にのっそり座ったり、ステージからはけたり。アンコールでは一曲目は出てこず、その後コンビニの袋を持って登場。「プレゼントだ」と袋のなかから飴やティーバッグをとりだし「sweeties, sweeties, tea bag, chopstickes, paper napkins, 」などと復唱し乍らフロアに投げ、最後には袋も投げていた。楽屋においてあったものなんだろうが、何故か箸や紙ナプキン迄入っているちいさな袋を持って現れたテリーは、ホントに本編終了後ちょっとコンビニに行ってました、という風情で笑えた。ちなみにステージにおいてあった鉢植えの花を「おまえにやる」と丁寧に手渡ししてました。あのひと、無事に持ってかえれたかな。

そんな挙動のテリーでしたが声は健在。シェインほどよれよれではなかった(…シェイン元気かな……)。やっぱかっこええわ。あのスッカーンとした声、カラッとした唄いっぷり。Working for the rat race, You're no friend of mine. しみる。

オリジナルメンバーはテリーと、リンヴァル・ゴールディングと、ホレス・パンター。三者三様の大黒柱。テリーは前述のとおり。リンヴァルは徹頭徹尾ハッピーをふりまき、愛情深いMCをし、どんな仕草もチャーミングでジェントル。「You're my brothers, You're my sisters.」とにっこり笑って言われたのにはほろっときたよ。ダンス、ダンス、笑顔、笑顔。ホレスは大工の棟梁みたいな趣で、時折前に出てきておどらんかーい! 手拍子せんかーい! ここはシンガロングじゃー!(意訳)と煽る煽る。客を甘やかさない優しさですよ。や、ついていけるべく今後体力づくりをしようと…「Monkey Man」からの怒涛の展開にはぜえぜえいってた……お互い元気にな……。それはともかくベースはやはり屋台骨だと思わされた次第。

クラドックさんはサポートというよりゲストプレイヤー/ソリストとしての役割が大きかった感じ。裏打ちはリンヴァルがガッツリやってくれるし! って感じで、あの骨太な音(! これだよこれ!)でリフもソロもゴリゴリ弾いてた。たまらん。真顔で投げキッスしたりアンプに向かいっぱになってフィードバックひっぱってたり、リンヴァルがひとなつこく寄ってきても反応が淡白だったりと(シャイなのかもしれないね)、ときに閉じた感じになるとこがまたよくてね。またOCSでも来てね、いい加減単独で観たいよ! ひとついうならなんでスーツじゃなかったんだ…他の会場ではスーツだったらしいじゃん……終演後にゃむさんとtwitterの画像検索してなんでだ! なんでだ! といってた。


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03月24日(金)
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