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by kai
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■戯曲リーディング『時代を築いた作家たち@ アルベール・カミュ』
世田谷パブリックシアター◆戯曲リーディング『時代を築いた作家たち@ アルベール・カミュ』@シアタートラム

『誤解』『正義の人びと』の二本立て。演出は中屋敷法仁さん。二作とも初見です。中屋敷さんの演出を観るのも初めて。以下おぼえがき。

・チェコ(『誤解』)も!ロシア(『正義の人びと』)も!たいへん!
・『誤解』はね〜、もうね〜、この手のごんぎつねみたいなテキストちょーつらい!つらすぎる!
・もうねえこういう実はなになにでした〜て取り返しのつかない話はホントつらいのー!あーもうつらい、つらいしか出ない
・苦手と言うのとは違う…いややっぱ苦手なのか……?
・はーつらかった
・またねえ山中さんがあの見てくれで、いろいろ事情はあったけど故郷に戻って家族を助けるんだ!て言うもんだからもおおお、もおおお
・それにしても「言わなかったこと」が誤解に繋がるんだよな。言葉も捨てたもんじゃないわけですよ。だから言っとけって話ですよ
・でもね「ひょっとして」と思っているけど「言えない、訊けない」った気持ちも解るのでなあ…あーやっぱつらい!

・で、『正義の人びと』もちょーつらい!ちょーつらい!
・しかもロシアだし!つらい!
・革命って!つらい!
・こどもとか!つらい!
・興味深かったのは大公妃がこどもはいいのよあんな子たちってな感じだったとこかな
・あと宗教と信仰と自己啓発と依存の境目ね。ものは言いよう、解釈多様
・ここらへん厳しいですよ私は(笑)

・どちらもとにかくつらしまな話だったと言うことです。つらい……

・スタッフクレジットはなかったけど、衣裳設定がちゃんとあったっぽい
・出演者の私服かは判らないけど、『誤解』は皆黒ずくめ、『正義の人びと』は白基調でした

・全体の印象としては黒木華劇場。二作とも荒ぶる女性役を担当していたからと言うのもあるが
・リーディングと演劇における声量、についてちょっと考えた
・とは言え舞台上には(セットとしての)テーブルがあり、椅子がある。場面場面によって登場人物が出入りしたり、ト書きの通りの動きをする。ホンを持っての立ち稽古にも見える。こうなるとどこからどこ迄をリーディングと言うのか?ってところに行き着きますね

・そうそうト書きも読むのです
・最近リーディングと言えばスズカツさんとこのばっか観てるんで、ト書き読まれると逆におろっとなった(笑)
・『誤解』の菅原さんは、ずーっと台詞がないまま舞台上に出入りする。彼が何をしているのかは、ト書きで説明される
・ドンスーモくんかへドラみたいな(しらゆきの名言から引用)もっさり髪で不気味。照明が暗く、前髪に隠れて顔が殆ど見えなかったので「あれ、菅原さん?菅原さんだよね?」とオロオロ。表情もわかんなくて不気味なのよ〜
・このまま台詞なくて終わるのかしら…これはこれですごく面白くないか……と思っていたら、最後の最後に「いいえ、ダメです」とひと(ふた)こと。わっ、喋った!ビクッとなった!(笑)
・で、これに関してはト書き読まなくても面白かったかも知れないなと思った。彼がどういう人物かは、他の登場人物の会話から窺うことが出来るようになっていたので

・久世さんよかったなあ。二作とも「疲れた女性」で、倦怠がこちらにも伝わってくるよう。つ、つら(何度目か)
・中山さんはいやな役でした(笑)で、またこういう役巧いよね〜地か?て思うくらいよね〜(笑)
・初めて観る中屋敷さんはイケメンであった。役まわりがなんか、葛河思潮社における長塚くんみたいな立ち位置であった(わかりづらい説明)

二本立てと言えリーディングだし、二時間くらいだろうと思っていたら休憩込みで三時間。次の予定があったのでアフタートークには参加出来ませんでした、残念。濃かった!
07月21日(日)
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