ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■[monologue]
山田稔明、高橋徹也、小林建樹[monologue]@Star Pine's Cafe

強者SSWスリーマン。小林さんは九年振り!のトリオ編成(都内ではこれ以来?)、いやはやすごかった……。小林さんのことを中心に書きます、長いよー。出演順は山田さん、高橋さん、小林さん。最後に合同セッション。

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Pf、Vo:小林建樹、B:千ヶ崎学、Drs:宮川剛

セットリスト
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01. ヘキサムーン
02. B.B.B
--- mc ---
03. few(インスト)
04. あおいだ空(Pf+Vo)
05. 祈り
--- mc ---
06. 花
07. Spider
08. 禁園
--- encore(Pf、Vo:小林建樹、B:千ヶ崎学、Drs:宮川剛、G、Vo:高橋徹也、Vo、Tamb、Bh:山田稔明)---
Ride On Time(山下達郎カヴァー)
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小林さんのライヴはイリオモテヤマネコ並に貴重なのですが、昨年辺りから少しずつ本数が増えてきました。今年は四本目かな?三月から月に一度はライヴをやってる…これって結構すごいことですよ小林さん的には!しかし三月は『マシーン日記』と被り四月は大阪、先月は仕事が終わらず行くことが出来なかった…そもそもはわたくしの心の師匠・窪田晴男が面倒見てるってとこから小林さんを聴き始めたので、五月のライヴ&トーク(窪田さんホストのUST)は行きたかった……。しかしこちらはアーカイヴ映像のおかげでその後観ることが出来ました。

・SEEDSHIP: 下北沢音問屋珈琲店 vol.5(カネコアヤノ,永山夏希,オトザイサトコ,小林建樹), Recorded on 13/05/27

Video streaming by Ustream
(小林さんはopと、01:25:00くらいから)

ここ数年ピアノソロで聴くことの出来た楽曲たちは、毎回のように演奏が変わっていた。構成が違う、リズムが違う。過去をなぞるような演奏は一度たりともなかった。さまざまな演奏手法によって楽曲の新たな面に光があたり、何度聴いても発見がある。そしてどうアレンジされても揺らがぬメロディの強度に唸る。クラシックやジャズのスタンダードのように、繰り返し演奏されても魅力が薄れない。

特に聴く度リズムが複雑になっており、日記にときどき菊地成孔の著書の感想が書かれていることから、アフリカや南米のリズムに関心が向かっているのかなと思うことがありました。前述のライヴ&トークでも窪田さんに「相当ブラジルに行って帰ってきたって感じだね」と指摘されていた。そしてそのトークでご本人が「同じ曲をいろんな作曲家風にアレンジするのにハマっている」と話していたことから、ひとつの曲からあらゆる可能性を見出だすのが楽しくて仕方ないのかなと思ったり。今のこのモードの演奏に他のプレイヤーが加わるとどうなるのだろう…と言う興味もありました。だから今回のバンド編成は楽しみで仕方がなかった。しかもStar Pine'sはグランドピアノが使える!


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06月27日(木)
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