ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■Music for Cloudbusters(『クラウド』千秋楽、『オール電化フェア』)
『クラウド』@青山円形劇場

千秋楽、Bブロック。

・opの照明、ホント綺麗だなー。今回のキーカラーになっている青と、LED使いのような白。光があたるだけで場全体があの色に染まる瞬間は何度見ても鳥肌がたった

・オガワさん、エンドウが来るとすぐ断線するのな…「本当に食べてるんですか?」とエンドウが言ってきたら「どうかな」とラインを放り投げる

・台詞にもちょくちょく出てきますが、登場人物たちの物理的距離が非常に「近い」。顔を近付けるにしても、身体を寄せるにしても。スズカツさんは役者の自主性に任せるひとだと言うのは有名な話だが、あの「近さ」は他の(と言うか最近のスズカツさんの作品を含む)芝居ではあまり見られないものだ。役者たちが自主的に近付きあったのだろうか?

・それにしても今日は役者さんたちの熱気がビリビリ伝わって怖いくらいだった。浩介さんがあんなに泣いたのも初めて見たし……マチネ公演で、外の暑さが劇場に迄しみ込んできたかのようだった。トモロヲさんも粟根さんも汗だく

・で、アドリブコーナーが10分は長くなってたんじゃないでしょうか。門人くんが定期預金と言うものを知らなかったことに客席全体がざわめきました(笑)いやあ、いい子だ…幸せになってほしい……

・幸せになってほしいと言うのはウサミにも通じる。潰れる心配のない職場勤務で、そこそこ悪くない給料もらって定年迄うまくたちまわって、楽しみは老後に。そのプランは多分一気に崩れた。呑気で素直ないいキャラクターだけに、知らないでよかったことを知ってしまったのは正直可哀相だとすら思った。彼がその後どう生きていくのかは気になっている

・もうお楽しみとなりつつあった門人くんかわいがりのコーナー(笑)は浩介さんも参加。役柄上、入り方と離れ方、切り替えが難しいだろうなと言うシーンですが、自然にふわーっと入ってきましたね。ウケた反面唸った、何あの自然っぷり

・と言う訳でヨタロウさん以外の4人のエグザイルぐるぐる(これホントはなんて言うダンスなの?)と言う貴重なものが見れました(笑)

・オガワのシーンから完全暗転、イタバシの顔が電源を入れたiPhoneの灯りで浮かび上がるシーン。これ20年前だったらタバコに火を灯すためのマッチかライターの光だったのかなと思ったりした。話逸れるが先日『欲望という名の電車』観たとき、ロビーにわざわざ「この作品には喫煙シーンがあります」って張り紙があったことに驚いたんだ…そういう世の中。でも今回の、iPhoneを灯りとして使う演出はストーリーにもドンピシャだったしとても印象に残る好きなシーンだった

カーテンコールは3回。1回目の正面はトモロヲさんだった。このひとがこんなに感極まった表情をするのを初めて見た。2回目でキャストが中央に集まり輪になって手を寄せあい、その後握手をした。皆いい顔をしている。平均年齢50は行ってそうな(門人くんがひとりで下げているが・笑)いい大人たちが、カーテンコールでこんな仕草、こんな顔をするなんて。こちらも胸が熱くなった。それ程手応えがある作品だった。本当にいいチームだったんだ。

3回目でキャストが客席にいたスズカツさんを呼んだ。ステージにあがってきてと言うジェスチャーをしたが、スズカツさんは席を立ち、その場でゆっくりと頭をさげ、あとはあなたたちで、と舞台上に手を挙げた。

考えるな、感じろ。なんてものを観ることが出来たんだろう。感謝しかない、感謝。感謝。本当に有難うございました。

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これからweb上で公開される上演台本、パンフレットに載っているかも知れませんが、劇中使用された曲について自分の判る範囲だけ書いておきます。歌詞にも注目。ヒントが沢山隠れています。他にご存知の方いらっしゃいましたら教えてくださいな。今後も判ったものから書き足していこうと思います。


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07月03日(日)
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