ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■THEM CROOKED VULTURES
THEM CROOKED VULTURES@SHIBUYA-AX

ウォームアップギグとは思えん、地力あり過ぎ(笑)。そしてアルバムもよかったんだけど、ライヴはパワーも音の多彩さも桁違いだった。覚悟はしていたがすごすぎたわ…久々に“超弩級”を観た思い。凝った演出も仕掛けもなしに、ですよ。非常に身体的。これをAX規模で観られてしまう日本って!おら幸せもんだー。

OAはMGMT。若い子らしい謙虚さか遠慮か、ちょっと引っ込み思案な印象(機材トラブルもあったようだった)。でも一所懸命さが伝わって好感が持てました。しかしソールドアウトしてから発表されたこのOA、MGMTファンで逃したひとも多かったのでは…いろいろ勿体ないと言うか贅沢過ぎと言うか。フジではきっともっと盛り上がるよ!

さてTCV。じらしてじらして、ふらっと出て来たメンバーにフロアは大盛り上がり。アンコールなしで2時間、ガッツリやりました。ジョンジー、デイヴ、ジョシュにサポートでアラン・ヨハネスの4人編成。

まず驚いたのが、どバンドだったこと。ここ最近何故か多い、実績のあるひとたちが組んだ“スーパー・バンド”ではあるものの、ZEPとFFとQOTSAのメンバーが組みましたじゃあ済みませんよと言う。勿論足し算の部分はある。ZEP直系!ボンゾ大好き!「移民の歌」(やっぱ邦題で書くよねー!笑)なリズムパターンも大サービスなデイヴのドラミング、モンドでスモーキーでフリーキーなジョシュの歌(ハンドマイクでダンスし乍ら唄い出したのには大ウケ)、中低音でゴリッゴリにひずませたリフ連発のベースはもちのろん、様々な楽器(ベースはバンジョー型からカオスパッド付迄さまざま、ショルキーもエレピもヴァイオリンも!)を操りサウンドにグルーヴと色付けを加えるジョンジーは非常に優雅。そしてギターはジョシュとアランどちらが主導と言うのはなく、エフェクターも多用して交互に時には同時に強烈なリフを繰り出していた。

ベースの中低音が多かったせいか時々ギターのそれに近い音域が聴き取れなくなってた。まあこれは自分の耳が潰れていたのかも知れん…もう音がでけーのなんの、最高!そうそう、ジョシュすごく歌うまくなったね(無礼)!と言うか唄い方変わった?地声もすごくしっかりデカく出すようになってた。

なんかこう書くとうわあおもちゃ箱みたーい、キラキラ〜?て感じだが、実際に出る音はゴリッゴリの轟音、ハードでヘヴィー。しかし'80〜'90年代のハードロックともヘヴィーロックとも違う。'70年代のZEP的なサウンドや変拍子はあれど(追体験出来たようで楽しかった)、FFもQOTSAもド真ん中なロックではないごった煮っぷりなのでそこが出た感じかなあ…やはりモンドがキーワードになるのか?プログレな荘厳さもあり、後半はジャム展開。非常にオリジナルなバンドサウンドになっているように思いました。

パワフルで赤身の肉大好きドーナツとコーヒー大好き(何せデイヴは“FRESH POTS!”(後述)ですからね・笑)アメリカ人、てなデイヴとジョシュ(アランは肉好きかはわからんがドーナツは好きそう・笑)。ジョンジーは紅茶を嗜みそうな穏やかな、でもブラックユーモアを持ち合わせているイギリス人。実際どうかは知らないけど(笑)そんな彼らのやりとりが音になっているよう――イギリスとアメリカの交歓会を見ているようでもあり興味深かったです。


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07月28日(水)
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