ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『シン・シティ』『シンデレラマン』+α
アメーリカ〜♪(THE KLFのあのフシで唄ってね!笑)な映画をハシゴ。まずオリジナルがあって、それをアーティストエゴを出さずに映画に起こすと?と言う2本でした。以下ネタバレありです。
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『シン・シティ』@ミラノ座
原作アメコミの世界観をいかに再現するかってのがいちばんのテーマだったんじゃないでしょうか。画面がとにかく凝っている。着色の仕方や構図はもーとっにっかっくっキメキメです。影も描いてるところが多い。どこを切っても絵になる。派手なバイオレンス描写も、コミック的なのでもはや笑えます。基本画面がモノクロで、ドレスや口紅等の華やかな部分のみに赤が入り(あとロリコン犯罪者くん変身後の肌が山吹色だったな)血はモノクロのままなのでスタイリッシュ。現実味はありません。ここは見やすさとしてはうまーい!と思いました。
…そう、うまいなーいい画面だなーってのに感心してしまって。話の方には入り込めないですね…って、入り込むも何も、ハードボイルドを茹で過ぎましたーってなこの話はフィクションとして楽しむのがいちばんでしょう…で、うっかり帰りにナレーション口調になってしまったり、トレンチコート買いそうになっちゃったりするのな(笑)
出演陣も、皆原作の世界観を活かそう!と言う主旨を守っていたのでは…と思います。顔もメイクでがんがんに変えちゃってます。ミッキー・ロークは全く本人の面影がありません。ジョシュ・ハートネットもかなり雰囲気変えてきてた。
でも皆楽しそうにやってたなー。特にベニシオさん(笑)いやーこんなアホキャラのベニーさん久々に観たよ…た、楽しい…。最後の最後迄アホやった…。
あっ、あとイレイジャくんの役が強烈だった!よ、妖精が妖怪に!ファンのひとショックかも!
もーアホアホ言うてますが、そういう心意気で観た方が楽しめると思います。物語に深みとか求めちゃダメだ!眉間に皺を寄せたアウトローと、ぼいーんばいーんなオネーチャン達と(これは楽しいぞー!目の保養だぞー!)、一途で賢い若い女のコが出会ったり別れたりするのを楽しめばいい!
歌舞伎町で観たってのもよかった。ここも一種のシン・シティ☆
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『シンデレラマン』@新宿ピカデリー2
こちらは実話を基にした脚本をいかに再現するかと言う主旨だったような。丁寧に丁寧に、家族を描いています。
ノーマン・ロックウェルの描くポストカードに出てきそうな子供ちゃんたちのかわいーこと!こんなかわいらしー子が3人もいれば、おとうさんがんばっちゃうぞーてなもんです。妻と子供を愛し、家族のために怪我を隠して試合に臨むおとうさん。妻は奥ゆかしく、しかし強く、夫を支える。こんな家族が不幸になっちゃいかんだろー、と観客は思う訳です。
それを煽るように、チャンピオンの嫌なヤツっぷりを臆面もなくアピール!で、そのチャンピオンも、試合が終わったらすっごいフェアなの、ハグとかしちゃって。憎しみの対象を昇華してしまいます。もーとにかくめでたしめでたし。実話なのに何だかおとぎ話のよう。事実は小説よりも奇なり、ってことだよ!と無理矢理納得させられたような…。
でも、ちょっとしたところが妙にリアルなんですよね。ミルクを水で薄めたりとか。これ、ホンットにミルクがほしいのにない、って状況じゃないと思い付かないと思うんですが…牛乳を水で薄めて飲もうと思うか?粉ミルクならまだしも。これ、本当にあったエピソードなのかな…。こういう、小さいけれどドキッとするようなエピソードが、現実感を繋ぎ止めていたと思います。マネージャーさんの、ボクサーへの献身っぷりにもじんわり。この役者さん、誰だっけ?何に出てたっけ?いつもこういうピリリと山椒、みたいな役柄で出るよね?いいひとだったー。
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10月04日(火)
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