ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ』、eastern youth『35周年記念巡業〜EMOの細道2023』
閑話休題。「でもどうするんだ、あんなベース弾くやついねえぞ? となってたら、川上から…あの、お尻のような形をした果物が、どんぶらこ、どんぶらこと流れてきて……開けてみたら、その中から村岡さんが……」。ドヨドヨとした笑いがフロアに拡がりました。話芸よ……。その後村岡さんが「桃太郎だったおかげでバンドに入れました」。笑いと拍手が起こりました。村岡さんがいてくれてよかった! 村岡さん、その後も吉野さんになんか喋って! って振られたんですが、「あの、皆さん(フロアが)みちみちで大丈夫ですか……? おばちゃん心配になっちゃう……」といつものトーンでいったのでまた場がほんわかした空気になりました。演奏とギャップがありすぎる。素晴らしい。女声コーラスの美しさも印象的。
「いろいろ諦めさせられた。あとどれくらい生きられるか知らねえが、金輪際、一歩たりとも引かねえ」。こうして35周年。変わらない歌、変わる歌。ずっとある歌が、新しい姿を見せてくれる。それは彼らの演奏と歌が、常にアップデートされ、同時にスピリットは不変だからだ。いつだってギラリズム夜明け前。
本編終了、JAGATARA「夢の海」が流れるなか再び現れた放たれたのは「月影」、そして「空を見上げて俺の名を呼べ!」からの「1、2、3、4、DON QUIJOTE!!!」。涙腺決壊。浅川マキの「それはスポットライトではない」を背に、彼らは去っていった。客電がつき、アンプの電源が切られても拍手は続く。ドラムが解体され始めたところでようやく拍手はやみ、あちこちから「有難う!」の声が飛ぶ。続いて再びの拍手。
改めて、35年活動を続けてくれて有難う。歌を届けてくれて有難う。生きる!!!
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setlist
01. 今日も続いてゆく
02. 夏の日の午後
03. 砂塵の彼方へ
04. 踵鳴る
05. 青すぎる空
06. 裸足で行かざるを得ない
07. 素晴らしい世界
08. ドッコイ生キテル街ノ中
09. ソンゲントジユウ
10. 矯正視力〇・六
11. いずこへ
12. 雨曝しなら濡れるがいいさ
13. たとえばぼくが死んだら
14. 時計台の鐘
15. 沸点36℃
16. 荒野に針路を取れ
17. 夜明けの歌
18. 街の底
encore
19. 月影
20. DON QUIJOTE
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【本日開催|ツアー最終日・東京公演】
35周年ツアー、いよいよ千秋楽。
ファン有志さまから、お花をいただきました!
ーチケット完売ー
12/2(土)渋谷O-EAST (18時開演)
※当日券販売ございません
<16時〜物販先行販売>
チケットお持ちでなくても購入いただけます#easternyouth35th pic.twitter.com/CNQD8NhRgn― eastern youth (@ey_chan) December 2, 2023
ありがとう渋谷。ありがとう来てくれて聴いてくたみなさん。EMOの細道はまだまだ続く。道のりはいつだってデッコボコのガッタガタで、足元はフラッフラだけれども、いけるところまでいくんだぞ。どこまでだっていくんだからな!また会おう! pic.twitter.com/JMO9DxnB2U― eastern youth (@ey_chan) December 2, 2023
孤立無援の花はこうして美しく咲くのだ〜
【プレイリスト】
eastern youth『35周年記念巡業~EMOの細道2023』終了!
セットリストの一部をプレイリストにして公開!!
お越しになった方もお越しになれなかった方もEMOの細道へコチラから↓https://t.co/qQstQQQijd#easternyouth― eastern youth (@ey_chan) December 2, 2023
eyの制作、常に時流を見つつアップデートしていて感心する。聴き手に甘えないしサボらない。いつでも自分たちの音楽を届ける手段を考えている。物販もアクスタ出したり、硬派だけど洒落っ気と茶目っ気がありますよね。
反面、森田童子「たとえばぼくが死んだら」のカヴァー(この日もやりました)はライヴとフィジカルCDでしか聴けない。だから「セットリストの一部」なんですね。路上に立ってこそ、の精神はずっとある
12月02日(土)
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