ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『BOYCOTT RHYTHM MACHINE VERSUS LIVE 2012』
やはり座奏の大友さんはセットどころか姿も見えず(頭頂部の数cmが見えたくらい)。残念…ときどき弓が見えたので、ギターを弓で弾いているのは判ったのですが、他の不思議な音たちを何で出してるのか判断つかない。終演後見に行ってええっこんなもの迄使っていたのかと驚いた次第。TTやアナログは勿論、小物のパーカッション等がステージに直接置いてあり、足を使って演奏したものもあった様子でした。両者とも小さな音のひとつひとつに神経を張り巡らせ、ノイズを起こしてもそれを決して爆発させず、徹頭徹尾抑制した音のやりとりで緊張感を持続させる40分。しかしこれが大変雄弁。教授がプリペアドから鍵盤に移り、静かに響かせたいくつかの和音の饒舌な美しさと言ったら!ここに大友さんのギターが載ったときは、古い例えで恐縮ですが『BEAUTY』の教授とアート・リンゼイのやりとりを思い出しました。まさにビューティフル。大友さんとリンゼイのギターが似ていると言う意味ではありませんよ。

そうっと教授が鍵盤から手を離し終演。拍手と歓声のなか両者が握手。いやあ、すごかったです。

外に出ると、キラキラした東京ドームやラクーアと言った都会の風景が目に飛び込んできてしばしぼんやり。別世界から出てきた気分だった…後楽園ホールはクローズドな空気をビシビシと感じさせる場で、そのときその場一度きり、あっと言う間に消えていく音が交わされるのにとても似合っていました。まさに夢のあとのようでした。

03月21日(水)
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