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I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■K-BOOKフェスティバル 2025 in Japan『空と風と星の詩人〜尹東柱の生涯〜』
・(『空と風と星の詩人』出演の経緯)台本を渡されて興味を持ち、「尹東柱を演じたい」といったら監督に「それはダメ」といわれ……オーディションを受けて宋夢奎役が決まりました
・(役作りについて)宋夢奎は資料が殆ど残っていないんです。なので尹東柱の資料から調べていって、数少ない情報から人物像を想像するしかなかった。少しでも宋夢奎が過ごした場所、見た風景を知りたくて、東京の立教大学に行きました。宋夢奎の留学先じゃないのに。キャンパスを歩いて、校舎に入ろうとしたら警備員さんに止められました。去り難く、門の近くに宋夢奎への手紙を書いて埋めました。宋夢奎の留学先じゃないのに。今もあるかもしれません
・そして、立教大のキャンパスの門前で、(尹東柱と宋夢奎が暮らした)中国の村(明東?)を訪れてみようと思いつきました。でも丁度そのとき春節だったんです。飛行機のエコノミークラスは満席、ホテルも全部満室でした。人生で初めてビジネスクラスに乗り、スイートルームに泊まりました。映画の出演料より高くついたと思います。ここ迄役を追求したのは若かったからでしょうか、もうあんな情熱は持てないかもしれません
立教大に留学したのは尹東柱。宋夢奎は京都帝大。埋めてるとここそ警備員さんに止められそうだが大丈夫だったのね……
・(主演作『얼굴(顔)』について)日本で公開が決まってうれしいです。(今作の監督)ヨン・サンホ監督が、日本で自分の映画が公開されると、“新感染”ってタイトル(邦題)がつくので、今度も“新感染”がつくのかな〜といっていました。ゾンビ出てないのに。『新感染 枠』とかになったりして(韓国語で「얼굴=顔」には「枠」という意味もある(?)そうです)。日本の配給の方も今日来ているので、提案しておきます。どうですか、『新 感染 枠』
日本の配給会社はツイン。『부산행(釜山行き)』に『新 感染 ファイナル・エクスプレス』)とつけた前科があります。続編はGAGAの配給だったけど、前作にツインが「新 感染」ってつけちゃったから『반도(半島)』→『新 感染半島 ファイナル・ステージ』になっちゃったんだよなー(根にもつ)! 『불한당(不汗党)』→『名もなき野良犬の輪舞(ロンド)』ってのもあったな…なんなの……。冗談ぽく話してたけど含みを感じたわ。今度は絶対変な邦題付けないでくれよ
・6日後に開幕の『ライフ・オブ・パイ』は、演劇でもミュージカルでもなくライヴインシアター。「ライヴインシアター」といえ、といわれています(笑)。たいへんな舞台で、このひとは死んでしまうかもしれないと観客に思われてしまうかもしれないくらい一生懸命やっています。僕だけでなく、この作品に関わっている皆も、よいものを作ろうとしています
・観てください、といいたいけれど、遠く迄わざわざ観に来てとはいえないですね。僕がひとりでただ思っているだけで、実現するかは別ですが、『ライフ・オブ・パイ』を日本に持っていければ、上演出来ればいいのになと願っています
実現してほしい(泣)体調よければ現地に観に行ってたよおおお
・韓国でいつも来てくれる人がここにも来てる。こんな遠い、外国に迄……どこ迄来てくれるんだろう。ちょっとずつ遠くに行って、どこ迄来てくれるか試してみようかな
観客席を見渡して真顔で驚いていた。このイヴェントはPeatixのみの発売だったけど、そのシステムもちゃんと調べて登録してチケットをとったんですね。すごい! このあと客席との写真撮影があったんだけど、そのファンの近くに行って一緒に写真に納まっておりました。ファン思い
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貴重な話が沢山聞けたわ……とても穏やかで聡明、という印象。ふらっと来てふらっと帰る佇まい。表情をあまり変えず、感情をあまり表に出さず、淡々と話す。冗談も真顔でいう。読めば伝わると思うが、すごく謙虚。ときどきそれを通り越して自虐的な印象すら持った。くれぐれもお身体おだいじに……。
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11月23日(日)
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