ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『消防士 2001年、闘いの真実』『小林建樹ワンマンライブ BLOSSOM 夜空に咲いた打ち上げ花火』
班長役のクァク・ドウォンが素晴らしい演技。このひと怖い役とか怖がってる役とかヤな役とか殺される役とかで観ることが多いので、そうだった、こんな優しい表情や声音が出来るんだ! 『哭声』でもすごいいいお父さんだったもんね! と改めて感心。いい役者さんですよね。彼をサポートする同僚、ユ・ジェミョンとの関係性も素敵でした。てかユ・ジェミョンよかったなー! ユーモアと哀愁のいいブレンド。
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でですね、以下余談というかなんというか。
出演者をチェックしていなくて、題材に興味を持って観に行きました。そしたらクァク・ドウォンめっちゃメインキャストだった。てかこれ、主役なのでは? 終映後ポスターに顔出てたっけ? と見に行った。出てない。名前は書いてあった。パンフレットを買った。出演者のプロフィール、クァク・ドウォンだけ炎と煙に巻かれた状態で全く顔が見えない写真が掲載されていた。監督や他のキャストのインタヴューにも名前が出てこない。意図的としか思えない。なんなん? ……そこで思い出した。クァク・ドウォン、飲酒運転で摘発されてたな……。
帰宅後調べてみたら、今作は2020年には撮影を終えていたのだがコロナ禍の影響で公開が延期され、その後やっと2022年に公開が決まったところにクァク・ドウォンの事件があり、再び公開が2年延期されてしまっていたのだそうだ。違法駐車ダメ! て映画に出といて飲酒運転(そして路駐)はあかん。あかん過ぎる。えーでもさ、でもさあ……。
予告編には普通に出てるじゃん! ポスターとパンフの扱いはなんなん! ゾーニングということであればwebでも観られる予告編に出してるのはおかしいし、観に来たひとの意志で購入するパンフレットに写真載せないのもおかしい。配給のアルバトロスの方針がわからない! てかパンフの写真、あんなん載せるくらいなら文字だけでもよかったじゃん……コントみたいだったよ! なんなん!
悪質なセクハラで裁判してた某ダルス氏なんて今や堂々と出てるのにな……『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』のプロモーションには全く参加してなかったけど、『THE WILD』なんてポスターにドーンと出ていたよ。こっちが気を遣ってSNSにポスター画像あげるときステッカー貼ったくらいだったよ。あの『イカゲーム』にも出てるんでしょ。全世界配信の作品じゃないか。
セクハラは犯罪の範疇じゃないってことなのかしら。でも性被害者のフラッシュバックに配慮するということならこっちの方がよっぽどゾーニングが必要じゃないのか。解せない。解せないわ(愚痴)。
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・消防士┃輝国山人の韓国映画
いつもお世話になっております。本国での動員数も載せてくれてていい資料、度重なる延期にも関わらず結構ヒットしたようでよかったよかった
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『小林建樹ワンマンライブ BLOSSOM 夜空に咲いた打ち上げ花火』@Com Cafe 音倉
7月に入ったばかりだけどもう納涼気分でした、はあいいライヴだった、団扇のお中元(?)つき
[image or embed]— kai (@flower-lens.bsky.social) Jul 6, 2025 at 0:46
いいたいことと思うこと、いっていいかなと躊躇していることがごちゃ混ぜで差し出される。しかし最終的に、それらは全て演奏と歌に集約される。不安、緊張に満ちたライヴ。そして最後には笑顔のライヴ。
かつて楽曲提供をした嵐の解散、米騒動、続く戦争。さまざまな世情に心を痛め、自分のために書いた曲とひとのために書いた曲の違いを考える。提供曲は「腑抜け」になっちゃうなんてなかなかドキッとすることを話しつつ、それでも小林さんのつくる曲には芯のようなものがある。
丁寧な演奏が印象に残った。勿論いつもそうなのだが、今回は特に。「ヌケ」や「引き算」を感じるライヴだった。休符を意識しているというか、リフが虫喰い的。そしてその虫喰い部分にリズムを加える。「進化」ではストンプのような「ダン!」という足音が加えられた。そして丁寧に演奏し唄いつつも、ひらめきはどんどん追加されていく。ひとつの楽曲の中に違う曲のフレーズが次々と入ってくる。今のはブリッジ? 次の曲に移行した? と思っているとそれは間奏だったりもする。
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07月05日(土)
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