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I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『FUJI ROCK FESTIVAL '23』2日目 その4
「Monkey Wrench」のとき、テイラーと日本で楽しい時間を過ごしたという話をするデイヴ。そうだ、テイラーが初めてフーファイのメンバーとして来日したのって、『The Colour And The Shape』が出たタイミングだった(1997年フジのセットリスト)。どんなドラマーなんだろう、とドキドキし乍ら登場を待ったっけ。2002年のシークレットライヴのときは、何故か開演前に全裸のテイラーがステージをうろついてたなー。新宿のリキッドでさ、東京Tシャツのデイヴが下手側のカウンターの上を走りまわってさ。まだ髪が短くて。いろんな思い出が甦る。

てかこの当時の日記(書いとくもんだ)読み返して、そうだったこのときってODやらかしたテイラーが復調した辺りだったと思い出し、なんともいえない気持ちになる。またやっちまったんだな。どうしてそうなんだよ。でも怒りはわかない。ODは大ドジの略と菊地成孔もいってた。不幸な事故だった。どうしても戻ることが出来なかったのだろう。ただ、やらかすことでどれだけのひとが悲しむか、少しでも思い出してくれれば……いや、それでも彼は戻れなかったんだ。このことはずっと折り合いなどつかない。

テイラーが好きな曲だから毎回やってる、と「Aurora」。

「もう1曲やるよ、あと2曲やるよ、いやあと100曲だわ、いやしないんじゃないかな、まちょと覚悟はしておけ(いってない)」とさだまさしみたいなことをいってからの「Best of You」。胸がいっぱいになっていたところマイネクストタトゥーイズFor FUJI!!! とかいう。泣き乍ら笑うわもう。デイヴはいつもこんなふうに、泣いているひとを笑わせてくれる。今度はもっと早く帰ってくる、ツアーで日本をあちこちまわりたいといっていた。これって、8月1日からの興行ビザ大幅緩和の報を受け、具体的に話を進めているのかも、と思う。こういうところ、バンドのフロントとしてしっかりしてる。てか日本ツアーやるならまず福岡に行ったげて! あのキャンセル以来行ってないよね?

「Everlong」が始まる。アンコールをしないことはわかっている。バンドの全員が肩を組み前に出てくる。礼をし、手を振り、For FUJI!!! For FUJI!!! For FUJI!!! と連呼してデイヴは帰っていった。単独なら3時間近くやるところだが、今回は90分。2時間もないのかよ短いよと思っていた通り、あっという間に終わってしまった。しかし90分(といいつつ100分以上やってたが。てか3分早く始めたのウケる・いやうれしい)で流れをちゃんと作り、ゲストも呼びと、これ以上ない「For FUJI!!!」な内容だった。

シフティ、デイヴ、ネイト、パットの4人は今、ほぼ一直線に並んて演奏している。デイヴから一歩下がるという立ち位置ではない。皆がいるからバンドは前に進んでいける。また会えるのを待っている。

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Setlist(setlist.fm)

01. All My Life
02. The Pretender
03. No Son of Mine (Metallica / Enter Sandman, Black Sabbath / Paranoid)
04. Rescued
05. Walk
06. Mandinka (Sinéad O’Connor cover) (w/Alanis Morissette)
07. Learn to Fly
08. Times Like These
09. Under You
10. Breakout
11. My Hero
12. Big Me (w/Patrick Wilson)
13. Monkey Wrench
14. Aurora
15. Best of You
16. Everlong
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帰り道でのみおさんの名言「デイヴすごく格好いいと思ってるんだけど、どうしても時々漫☆画太郎の絵で見える」。わかる、わかりすぎる。若い頃は髪も直毛気味でちょっと縦ロールみたいになる感じだったけど、今はかなりウェーブかかってるってこともあるかな。髪質が変わったのかな。パーマかけてるとは思えないのだが。


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08月01日(火)
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