ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■SQUAREPUSHER JAPAN TOUR 2022
余談。来日中のハドモのinstaストーリーズ面白かったな〜。呑みの画像は全てオールフリーや零ICHI等のノンアル、新幹線に喜び、富士山に喜び、買ったお菓子やら魚河岸に行ったのか水槽内の蟹を撮ってたり。トイレの流水音がRoland製だ〜! って動画も載せてた(笑・そりゃウケるよね……)。日本を離れた土曜には機内から「世界でいちばん高いタワー!」とスカイツリーを撮っていた。急遽決まったようだし結構無理してスケジュール入れてくれたんじゃないかなあ。楽しんで帰ってくれたのなら何より。
「ハドモよかったー!」てなザワつきが残るなか、スタッフがどやどやと出てきて転換開始。基本のセットは出来ているので、DJブースを片付けたり配線を直したりする程度。このときのBGMも、よりどりみどりのブレイクビーツでよかった。誰が選んでたんだろう。いつの間にやらマスク姿のトムが出てきていて、こまごま自分でセッティングしている。フツーにふらっと出てきたので気づいてない人も多く、気づいている人はそっと見守っていて、歓声も起こらない。いつものことですね(微笑)。今回はお面もマントもプロテクターもなく、物販にもあったWarpのロンTを着ていた。
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Rhizomatiksとのコラボ「Terminal Slam」MVのセンター街映像がステージ背面いっぱいに映し出されると大歓声。天井高いと映える! コーストがなくなったのは本当に残念だし、大型レイヴが出来る屋内スペースが減ったことも大きな痛手だが、「Terminal Slam」を渋谷で観られたことは本当に嬉しかった。まるまる流される映像にしばし見入っていると、猫背でベースをだいじそうに抱えた長身がスタスタと出てきた。マスクは外している。手をあげ「こんばんは!」(日本語)。応えるフロア。どよめきのなか四つ打ちのビートが繰り出され、ベースがビートを刻み……ここでトラブル、音が停まる。再度仕切り直すもやはり停まる。だ、大丈夫?
しかしこういうときのトムは強い。冒頭ツイートの通り手をあげ「two minutes!」と叫び、お立ち台からの階段をタタタッと駆け下りてステージ袖にハケていった。軽い足取りで戻り、階段を駆け上がる。ソフトの再起動を始め、「カウントダウンして! こっちは英語でいうから皆は日本語で!」(英語)と腕を振る。トムは「ten!」といい、フロアは「じゅう!」という。なんじゃこの光景……楽しい〜! しかし「1」迄いってもソフトは立ち上がらず。あちこちから「がんばれー!」の声が飛ぶ。
……やだエモい、これ、初来日のときと同じじゃないの。いや初来日行けてないけど(てかフジの2日目で観るつもりだったんでLIQUIDROOM Shinjukuの前夜祭は諦めたんだよ)このときの音源は結構出回っていて(今でもYouTube等で聴けます)、何度聴いたかってくらいなのでよく憶えているのだ。今でもよく聴くし。このときトムはフロアから飛ぶ日本語に英語で返事をし、アンコールで湧くフロアに「one minite, 」と応えてセッティングをしていた。このときもフロアから「がんばれー」と声が飛んでいた。その後もフジや『Ultravisitor』ツアーでも「がんばれー」といわれていたな…何故……このときの様子も『Do You Know Squarepusher』や野良音源で聴けるので、気になる方は探してみてほしい。
ようやくスタート。トラックを走らせてベースを弾く……てかベース? それはベースですか? ピアノの音がします。スネアの音がします。シンバルの音がします。最初はトラックの方だと思っていたが、どう見てもベースと音が同期している。
いやさ……サンプリングした音素材をベースで鳴らしてるといえば簡単だけどさ、ベースの音程と実際に鳴っている音程が一致している訳ではないのよ。何をやってるかはわかるけどどうやっているのかがさっぱり分からない。チューニングしてたけどその意味は?……ここでハタと気付く。ちょっと! これ正に「Come on My Selector」MVの「何台もの楽器をどうやって一度に弾くんですか?」を体現してるじゃん! エモい!!! おまえ…何をやってる……最高か!!!(泣)
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10月28日(金)
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