ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
[647778hit]
■『ユンヒへ』
美しいものしか撮らないというセボム。彼女が撮影したユンヒは現像された写真のなかで輝き、ユンヒはジュンと過ごした時間のアルバムを慈しむように見つめる。そして……。未来を信じてみようと思えるラストシーン。深い余韻を噛み締め乍ら席を立ちました。外は冷たい空気、先週降った雪が道のあちこちに残っている。冬に観ることが出来てよかったです。
あとねこ! ねこ! ジュンの家のねこ「くじら」も、動物病院のねこもすごくかわいかった!
-----
・ユンヒへ┃輝国山人の韓国映画
毎度お世話になっております。バーテンダー役の方、フキコシソロアクト(城山羊の会のといった方が分かりやすいのか)の岩谷健司さんに似てたなあと思ったらご本人だった……イキウメの森下創さんも出ていたこともここで知りました。あの印象深い「満月かあ」の声、いわれてみれば森下さんだわ!
輝国山人さんのサイトは全キャストのクレジット載せてくれてホント有難いです
・『ユンヒへ』監督インタビュー 「この映画はラブストーリーであり、フェミニズムの映画なのです」┃CREA
シュテファン・ツヴァイクの『見知らぬ女の手紙』、読んでみようかな。2008年に行定勲演出でリーディング上演されています。
ロングショットが多い撮影方法、コンテのつくり方についても興味深い話が
・日韓社会で抑圧された中年女性ふたりの愛。韓国クィア映画『ユンヒへ』に監督が込めた想い┃CINRA
ジュンとマサコの、ぎこちないハグのシーンには、木野花さんの提案があったとこのと。とてもいいシーンでした
映画「ユンヒへ(윤희에게)」の韓国版ポスターにはユンヒの手紙の文章が、日本版ポスターにはジュンの文章が入っているのがまた良い感じ。 pic.twitter.com/lSV1pslXPG― 백희ベッキー💉💉 (@100Korean) October 26, 2021
こういうシンプルだけど丁寧な仕事にホッとする。わざわざ原版から人物を削ったり構図を変えたり、頼んでもいないのに皺をとったり瞳の色を変えたりしなくていいのよ日本の配給会社さん〜
・ゲストハウスのシーンで思い出したこと。初めての韓国旅行で泊まったのがゲストハウス(Big John's Place)でした。1月のソウルは極寒。宿に着き、部屋に入ったときのオンドルの暖かさがとても印象に残っています。すぐ裸足になった(笑)。また行きたいな……
・入場するとき前のひとが「これは武蔵野館での上映ですよ」といわれて慌てて出て行った。シネマートと武蔵野館の予約システムって一緒なのかな? それぞれの端末からどちらの座席指定チケットも発券出来るようになってるのだろうか……。シネマートから武蔵野館迄走れば5分くらいかな、あの方上映に間に合ってるといいなあ
(20220119追記)
・『ユンヒへ』小樽は“暖かな色合い”に…ぬくもりが溢れる世界観の裏側┃cinemacafe.net
日本パートの美術を担当した、福島奈央花さんのインタヴュー。マサコとジュンの家、マサコの営むカフェ、ユンヒとセボム、そしてギョンスが泊まったゲストハウス。行ってみたくなる、触れてみたくなる。素晴らしいプロダクションデザインでした
01月10日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る