ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■ケムリ研究室 no.2『砂の女』
上野洋子の音楽(演奏もライヴ)がまた素晴らしかった。夢に出そう。半鐘を鳴らす高台のように、組み上げられた櫓から舞台を見下ろし演奏する。女声によるヴォイスパフォーマンスは、舞台上に現れない集落の「女たち」を思わせる。音楽といえば、幕間にワーグナー『トリスタンとイゾルデ』の「愛の死」が流れていたのが印象的だった。
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・チラシについてもう少し。
この公演に限らずだが、チラシを手にすることが格段に減った。コロナ禍により劇場に行く機会が減り、タイミングが合わなければ折り込みチラシを受け取れないこと、その折り込みチラシも感染対策のため廃止しているところが少なくないこと、同じく感染対策で劇場に置かれているチラシの殆どが撤去されていることが原因だ。そして、紙のチラシを廃止したハイバイの公演にはぱったり行かなくなってしまった。というか、ハイバイがいつ何を上演しているか、だいたい公演が始まってから(最悪終わってから)知る有様だ。ハイバイの制作が時代に合っているのは間違いない。自分が何を基準に観たい公演を選んでいるか、改めて認識する。
結局『砂の女』を観た翌日、おちらしさんに登録した。これでもランダムな要素はかなり失われてしまう
・おちらしさんについての迷いはこちらに書いています。まあ、贅沢な悩みなんだな
・『砂の女』観てからあー『他人の顔』を河原雅彦演出で観たいなーとか『箱男』をタニノクロウ演出のVR演劇でやったらどうなるかなーとか考えている
・といえば石井(聰亙)岳龍×永瀬正敏の『箱男』は今でも観たかったなあと思っている
08月28日(土)
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