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I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『鈴木家の嘘』公開&サウンドトラック発売記念ライブ
ギタートリオで一曲演奏。それを田中さんが撮っている。エレピに戻り、「再生してください」。壁面に今撮った映像が映し出され、カウントとともに再び演奏が始まる。撮影はこれのためだったのか! ワンテイク目にツーテイク目の演奏が重なる。ギターにエレピのリフが絡み、ヴォーカルがハモる。リズムパターンも違うものを重ねていく。ループマシン使ってリアルタイムでリフを重ねる独演とかは聴いたことあるけど、バンド形式でこういうやり方観たのは初めてだったなー。アイディアって素晴らしい、それを形に出来るプレイヤーって素晴らしい。また皆さん楽しそうに演奏するんだこれが。リラックスしてる様子だけど、お互いなんか仕掛けたろ的ないたずらっ子揃いって印象で終始ニコニコ。
それでもメロディは儚いし切ないし、演奏した先から消えていく。Akeboshiさんの音楽は、ひなただったり蛍だったり、ちいさいけれどあたたかい。掌につつんだ、と思ったときにはきっともう消えてる。だいじに聴いていきたい音楽。
ライヴ後はAkeboshiさんと監督のトークショー。飛び入りで出演者の木竜麻生さんも参加し、撮影現場やMV「点と線」制作の様子が聴けました。野尻監督はとにかく粘るらしい。「じゃ、もう一回やってみようか」「すごくよかったけど、もう1パターン撮っとこうか」といわれると「野尻組だ〜!」と思うとのこと。出演者の岸本加世子さんが「もう、しつっっっっっこい!!!」といってたそうですよ(笑)。MVは映画本編の一年後という設定だそうですが、登場人物としてだけでなく、役者として成長した一年後の木竜さんの姿が捉えられてよかった、という話をされていました。
「ここ、閉まっちゃうんですよね」。そう、ビル老朽化のためスーデラは来年閉店。移転先を探しているとのことなので、再オープンを待ってます、みたいなことをいっていた。ライヴスペースとしても個性的だし、スクリーンとして使用出来るコンクリ打ちっ放しの壁面は、今回のようなイヴェントにも重宝されていた。この日も壁いっぱい使った映画の予告編と「点と線」のMVを観ることが出来ました。しかしここで田中くんがやらかしてくれた、これを〆に観て、イヴェントをしっとり終える筈の「点と線」映像の頭出しもたもたする、やっと始まったと思ったら途中で停まる(笑)。Akeboshiくんに「やっぱり今日は(打ち上げで呑んで)田中に運転してもらおうかな」なんていわれてましたははははは。
最後はサイン会。長蛇の列が出来てましたよ!「デビューしたばかりの頃モーションブルー横浜でサイン会をやったら、案の定(地元なので)同級生がきて、そいつにはふざけたいい加減なサイン書いたんです。そしたらすごく怒られたんですよね(怒ったのはその同級生か事務所の偉いひとかは不明)……それが嫌な思い出として残って、もうサイン会なんてやらない、と思っていたのに……」なんていってましたが、楽しそうに対応してましたよ。木竜さんがにこやかに対応していたので心強かったのかもしれませんね、微笑ましく夜は更けていったのでした。
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昨日の明星/Akeboshi @Akeboshi_ さん『#鈴木家の嘘』公開&サウンドトラック発売記念LIVE満員御礼‼本作を既に鑑賞した方も多く来てくださいました!LIVE後 #野尻克己 監督とのトークショーにサプライズで #木竜麻生 さんも登場!その後のサイン会では長蛇の列が出来るなど大変盛り上がりました🎉 pic.twitter.com/oitohaA8bH― 映画『鈴木家の嘘』 (@suzukikenouso) December 5, 2018
・明星/Akeboshi - ''点と線'' 〜映画「鈴木家の嘘」主題歌〜
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出演・文字:木竜麻生
監督:野尻克己
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Drums:川撫コ(mouse on the keys)
Contrabass:真船勝博
Cello:徳澤青弦
Violin:梶谷裕子
Trumpet:佐々木大輔
Accordion:良原リエ
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Music, Lyrics, Piano, Vocal:明星/Akeboshi
・『鈴木家の嘘』公式サイト
12月04日(火)
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