ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『ハングマン HANGMEN』
そうそう、ロンドンの若者はエドワード・オールビー『動物園物語』の登場人物、ジェリーみたいだった。長ゼリ的な意味でも。相手との距離感を掴もうとしない、会話はモノローグにしかならない。あれは怖くて物哀しい。大東駿介がいい仕事なさいます。あの不気味さ素晴らしかったなー、美しい容姿なだけに尚更。あの長ゼリはホント大変だと思うけど、それを台詞のたいへんさではなく、語る人物の内面に渦巻く嵐として聴かせてくれたところにも唸った。そう聴こえた。カーテンで仕切られ、誰にも見守られることなく、謎のまま消えていく。彼は哀しいひとだった。
おもろうて、やがて哀しきマクドナー。
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・カーテンコールで長塚くんが座長みたいな挨拶してたのに密かにウケた。哲司さんがガンガン前に出て挨拶するキャラじゃないとはいえ……ま、その名前で客を呼べる演出家だし、出演もしてますからね
05月19日(土)
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