ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■TOKYO No.1 SOUL SET presents『IN THE ROOM』
しかし、この日いちばん響いたのは「Stand Up」だった。近作、2013年の曲だ。そしてトーイがすっかりステージ上のひとになった。明らかに俊美遺伝の声が俊美とハモる。俊美の無茶振りにフリースタイルでフロアを盛り上げる。BIKKEが絡んできても(あれ谷村新司×小川知子の「忘れていいの」だとこっちは判るけどトーイ世代は知る由もなかろう)歌声には支障なし。フロアにいる多くのひとがそうだろう、彼のことを生まれる前から知っている。誕生の年、当時は新宿にあったリキッドで高らかに鳴らされた「Jr.」を、そのときのフロアの多幸感を憶えてる。関係者エリアから聴こえた「パパー!」の声を知っている、初めてステージに現れ、俊美と共演した日のことも憶えてる。ここに毎年集うひとも、今は離れているひとも、また戻ってきたひとも、過去を抱えて、「隠せない明日を連れて」日々を進んでいるのだ。ここに来る度にそのことを再確認する。

ゲストアクトのP.O.Pは遅れて見逃してしまったが、松田“chabe”岳二くんのバンドLEARNERS、ロカビリーポップで格好よかった。Vo.の紗羅マリーの歌がパンチ効いてて、演奏も弾けてて盛り上がったなー。その後マリーさんとソウルセットでORIGINAL LOVEの「接吻」も披露。これ2011年の『全て光』にも収録されているカヴァーなんだけど、よりアグレッシヴなナンバーになってました。前述の「ダンシング〜」といい久しぶりの「ロマンティック伝説」といい、今年はセットリストも攻めていたかな? まだまだ底が見えないソウルセット、これからどうなるんだろうとドキドキしてしていたのも今となっては笑い話ですが、ホント当日迄不安だったんだよ! いつかは終わるとは判っている。でもその日がくる迄は笑って会いたい。聴き続けていきたいし、出来る限りライヴに足を運びたいです。まだ先だけど野音も楽しみにしてる。また会おうね。

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おまけで面白かった話ひとつ。「接吻」やったあとBIKKEがこの曲大好きで〜って話から、昔BIKKEが田島さんと瀧と清水ミチコさんとカラオケに行って、本人を前にして「接吻」を田島さんに寄せてウェ〜イって唄ったら(この日も真似したけどそんなに似ては…なく……)、清水さんに「そんないい加減にモノマネやるもんじゃないわよ!」とすごく怒られて、それ以来その会に行ってないと。そして当の田島さんは瀧と話し込んででBIKKEが唄うの全然聞いてなかったそうです。ウケた

12月29日(金)
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