ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■2015年の「Iambic 9 Poetry」
それにしても……このヴァージョンの「Iambic 9 Poetry」を含むアンコールの楽曲、スタジオレコーディングしてリリースしてくれないかなあ。イントロとアウトロがあとから加えられたなんて思えない完成度です。いや、アンコールまるごとが、もとからこの構成…ひとつの組曲のようになっているかのよう。「Iambic 9 Poetry」はその第二楽章、「Tetra-Sync」が第四楽章と考えれば合点がいく。さまざまなコードやキーからあらゆる曲に繋いでいく技量はDJ的でもあるけれど、それを演奏で出来てしまうところは流石。だからこそライヴで、なのかもしれません。また聴ける機会はあるのだろうか……orz
そんなこんなで2009〜2011〜2015を後追いで繋げている最中です。この間ベースソロのインプロ作品を発表したり、Shobaleader Oneを展開させたり、ロボットのための楽曲を書いたり、ソフトを開発したり。一見バラバラのようだけど、こうやってみると各々の活動に次へのヒントが見つかる。彼からすると自然に、おおきな流れのなかを泳いでいるのでしょう。
そして決して本数は多くないけれど、このひとのライヴに対する愛着も改めて感じています。自分をステージで晒すのは苦手だけど、観客の反応はうれしいみたいな複雑さ。名前のとおりの生真面目さで、ステージをよいものにしようとせっせと準備してる様子も伝わりますし、実際ステージに立つと「皆楽しんで! 愉快になって!」といったテイでめっちゃ煽るし(しかもマイク通さずにな…地声デカい……)盛り上げますよね。それが「頭おかしい」といわれてしまうものに仕上がっちゃう。唯一無二ですね(微笑)。
センシティヴな感性を持つひとたち。コミュニケーションの手段としてアートを選んだ、才能あふれるひとたち。彼らが創作に没頭出来ますように。彼らの心が、闇で溺れることがありませんように。今はただただそれを願うばかりです。
07月21日(金)
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