ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『高橋徹也とスモサが祝う「鹿島達也」30th』
・矢野顕子は亡くなった音楽仲間をおくるとき、彼女らしい言葉で「困る」という。それを思い出した。ミュージシャンが亡くなると、そのひとにしか奏でられない音もなくなる
・録音したものは残る。それでもね。その場でしか聴けない音をこれからも聴かせてほしい
・この日の演奏も、最高の逢魔が時を演出する風地空知(あのテラス!)とともに心に残る。とても幸せなこと

・あとですね、上田禎とsugarbeansを同じステージで聴けたのが嬉しかったです
・自分が高橋さんのライヴに通うようになったとき、keyは既にsugarbeansだった。上田さんのライヴ演奏は『The Royal Ten Dollar Gold Piece Inn and Emporium』でしかしらなかった
・このライヴアルバムには今回出演した菅沼雄太も参加していて、このメンバーの高橋さんのバンドセットを聴くのも初めてだった
・で、ヘンな話ですがこのアルバム、会社がらみでつらいこと続きだった昨年のサウンドトラックだったのです。仕事中何度聴いたか
・いやもう、どれだけ助けられたかわからん! てくらい聴いてた。特に「惑星」はアホほどリピートしていた
・今は会社もやめてスッキリ(笑)、そしてこのアルバムを聴き返したからといってつらい記憶がついてくるということはなく、この美しい楽曲と演奏があってよかった、おかげで乗り切れた、という思いしかない
・そんな! 上田さんと! 菅沼さんの! 演奏をあんな親密な場で聴けて! しかもそこには現在高橋さんの楽曲制作やライヴに大きく関わっているsugarbeansもいて! アンコールでは曲の途中で楽器(ポジション)とっかえっこして演奏するなんて姿も見られて!
・あれって上田さんの気配りもあったように思う、大人の魅力ですよ……
・う…うれしかった……

・冒頭「かしまさ〜ん」と皆で呼ぶオーディエンスのてらいのなさもよかったな。みんなだいすき鹿島さん
・普段こんなにかしまかしまいうこともないよね。サッカーではあるか? だって
・毒舌さわおが「だいたいいつもひとの陰口たたいてるんだけど、陰口たたきようがないの誰だ? って話になって、鹿島さんだ! って。すごくない?!」て言ってたくらいですよ
・皆口を揃えて「恩人」ていってたなー。演奏だけでなく、楽曲の構成からそれをリリースする意味、多くのリスナーに届ける手段について等助言もたくさんしてもらった、プロデューサー的な役割も担っていると。サポートするミュージシャンたちと深く関わっていく姿勢と情熱
・そして鹿島さんもこの日の出演者たちのことを「恩人」といってた

・小鳥のようなスモサのおふたり。華奢でもちいさくても小鳥の翼は力強く、海をこえることも出来るんだぜ。彼らが唄い詠う姿は本当に愛らしく、そしてたのもしかった。感動があった

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これからも“スーパースター”鹿島達也の奏でる音が聴き続けられますように。内容の記憶は薄れても(それを思い返すために日記を残してるとこがありますよ…)、この日何度も胸がいっぱいになった感覚はいつでも引き出せるように思います。思いたい。

03月11日(土)
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