ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『華麗なるリベンジ』
しかしかわいいには最強がいたのだった。ジョンミンさんのライバル検事を演じたパク・ソンウン。おまえ、かわいい! 天然か! 仲間外れにしないでよ〜僕だって仕事デキるんだぞ、えっここで活躍したら有名になっちゃう? ドラマ化されたりして! どうしよう! がんばる! みたいな。実際仕事はデキる。小心者だけど善人、正義感はあるけど矮小な人物(酷い言われよう)。それをあの大型犬みたいなソンウンさんが演じるわけですよ。ちょっとした表情や口調に虚栄、保身、見栄をにじませる。アクション俳優のイメージが強かったけど、コメディリリーフの実力もあったのだなと感心しきり。
本編以外にも楽しみがありました。前日観た『弁護人』で新聞記者を演じたイ・ソンミンがゴリゴリの権力側。恵まれない環境から努力でのしあがった主人公が法廷で戦うという同じ図式、その仕上がりの違いが興味深い。
そしてですね…『新しき世界』好きからすると、これでもかってくらい面白要素がてんこもりでして。まずキャストがめっちゃ被ってるんですわ。皆が悪者に見える!(笑)エレベーターはそのままドアが閉まる筈ないし駐車場ではろくなことが起こらないと思うよね……。朝鮮族ネタも出てくるし、詐欺師が検事をヒョン(兄さんというか兄貴というか。心を許したいうか親しみが一段階あがったときに使われる)って呼んだ瞬間をひとつの盛り上がりにしているし。おまっそれ潜入捜査官がヤクザのNo.2をヒョンって慕っててそんでどうなったよ!(いろいろ混同中)
ジョンミンさんとソンウンさんの面会シーンでは、収監されているジョンミンさんが帰ろうとするソンウンさんに「気をつけて帰れよ」ってニヤニヤしながら声をかける。これ、新世界と同シチュエーション、立場が逆…なんなの…狙ってるの……? 「ドゥルワ」(「来いよ」。『新しき世界』のジョンミンさんの台詞で流行語にもなった)とか言うシーンもあるしさ〜〜〜。
(ここだけ抜き出した動画があがってるとこにも笑う)
まあそんな訳で心中で悲鳴を何度あげたことか。楽しかった……ちなみに今作の音楽監督はファン・サンジュン、ジョンミンさんの弟さんです。仕事で組んだのは初めてだとか。選挙運動でドンウォンくんが踊りまくるとこの選曲よかったですねー。
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・輝国山人の韓国映画 華麗なるリベンジ
いつも詳細な作品紹介有難うございます〜!
・【インタビュー】ファン・ジョンミン「静かに見えながらも燃える目をしているように演じました」|韓スタ!
法廷シーンはワンカット。「ラブ・ユー」はドンウォンさんのアドリブだったそうです。カ〜ひとたらし!
・シネマートで今やってます。『華麗なるリベンジ』|Cinem@rt Magazine
これはよいレヴュ〜。ひとことキャプションも笑える
11月13日(日)
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