ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■矢野顕子 40th Anniversary『ふたりでジャンボリー』
そんなこんなでハラカミくんの話題も出て、キヨシローもミッちゃんのモノマネによりステージに降臨、ミッちゃんの弟さんである清水イチロウさんによる細野さんもやってきて(いや細野さんはご健在ですが!)この世とあの世が入り乱れ。ステージ上に何人いるやら。それにしても清水家どういう姉弟……お姉ちゃんがやのさん界隈を聴かせまくって「洗脳」し、ふたりでモノマネセッションを繰り広げていたそうです。今では本家と同じステージで堂々としたわたりあい。萎縮するなんてむしろプロとしてあるまじき行為ですものね。「数あるゲストのなかからこんなねえ、演芸の日を選んで頂いて有難うございます」と言っていたけど、いやもうホント、やのさんの言うとおり「アート」ですから、これ! どんなに悲しいことやつらいことがあっても、『趣味の演芸』の「感極まってピッチがおてんばになる黒木瞳」を聴けば全てがどうでもよくなる、元気になりますよ、とやのさん。笑いってだいじなものだよね。圧巻のモノマネを繰り広げるミッちゃん、ピアノを弾くときは真顔であった。そしてイチロウさんへのふるまいは姉であった。いくつになってもきょうだいはきょうだい、見てて楽しいやりとり。

今週頭に、横町慶子さんの訃報が伝えられた。先月写真展を観に行ったばかり。次作を心待ちにしていた。ご本人も再演に意欲を燃やしていたし、舞台に立ち続けることを強く望んでいた。果敢にいろんな公演を観にいらしていて、バリアフリーが整っていないスペースでもよくお見かけした。復帰してからはちいさなスペースでの公演が主だったため、離れていったひとも多かったのかもしれない。観客のレスポンスを欲しておられたのだと思う。私が書いたものに迄、わざわざメッセージをくださった。無念でならない。矢野さんも細野さんも、横町さんと縁のある方だ。細野さんはモノマネだけど。横町さんもここにいればいいのに、と思った。

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セットリスト
(参照画像。有難うございます)

01. 丘を越えて(清水ミチコの矢野顕子)
02. ふりむけばカエル
03. そりゃムリだ
04. すばらしい日々
05. ほめられた
---(以下カッコ内はミッちゃんが真似した人物)
06. 相合傘(矢野顕子。つまりふたりアッコちゃん)
07. モスラのうた(ザ・ピーナッツのどっちだったんだろう)
08. 恋のフーガ/老人と子供のポルカ(左卜全)
(ここで「ゆーないとデザインのてぬぐいのうた」。「清水ミチコがゲストの回だけ何故かやたらてぬぐいが売れたと言われたい」とのことで・笑)
09. 風のブランコ(森山良子)
10. 恋は桃色(w/清水イチロウの細野晴臣)
11. Lover, Come Back To Me(綾戸智絵、瀬戸内寂聴、ユーミン…五十音順で何人いたか? 圧巻ものまねメドレー)
encore
12. ひとつだけ(忌野清志郎)
13. 夏は来ぬ(やのさん、リクエストを募ったあと「インストで!」と即興ピアノソロ)

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03月30日(水)
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