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I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■『FUJI ROCK FESTIVAL '15』1日目 その1
新譜からの曲を中心に歌をしっかり聴かせる序盤、おおうこれはフェス仕様では新展開。夕暮れ迫るホワイトに川島さんの声が綺麗に伸びていきます。とても気持ちよい。それにしても低音が!!! エグい!!! えげつない程にエグい!!!!! 服から肌からビリッビリです。見事なのは、そんだけエグい爆音なのに音が割れず、パート毎の音がしっかり聴こえたところ。そして耳が痛くならない。最近あんまり爆音だと耳が痛くなったり耳鳴りが治らなくなったりするので、低音バリバリになったときあーどうしよ耳栓しよっかなー(持ってきてた)と思ったんですが、結局しなくて全然大丈夫だった。終わってからも問題なし。この辺り、ブンブンのライヴPAを長く手がけている佐々木さんの腕がかなり大きいように思います(参考:「ホワイトステージ、脅威の音像の謎に迫る!」〜サウンドエンジニア・佐々木幸生さん サウンドエフェクト・中村宗一郎さん | fujirockers.org)。そこからくる信頼感もあるのでしょう、川島さんも音圧に負けじと力んで唄ったりはしない。それでもしっかりと歌が届く。
そういえばこの日最初にグリーンの音聴いたときも「出音でけー!」と思ったし、この空間でしか聴けない音ってのはあるよなあと思った。フジの音は格別。中野くんはいつものことだがバックトラックの仕込みもかなり変えてきており、構成もかなり緻密。その繊細な音がまた爆音で聴けるっていう…ホント音いいな。
それにしても中野くん…フェスならではのいつものあれだが……「俺の、俺の、俺の、愛、う〜け〜と〜れ〜〜〜〜卍卍卍」なオラオラッぷりが素晴らしかったです。またカメラがいいアングルで撮ってくれてまして、あおりでドカーン! ズダーン! と段差を飛び降りる中野くんのショットがスクリーンに映し出されたときには思わず「おおうかっこいい!」と言いつつ大笑いした。ビョンビョン跳んでる中野くんのショットのあとにちょー真顔の川島さんを映したりと、笑いどころも沢山提供してくれたカメラさん有難う…おそろの衣装も素敵でしたよ、こういうのでハーフパンツってとこに味があった。
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セットリスト
01. A HUNDRED SUNS
02. ONLY BLOOD
03. MORNING AFTER
04. BLIND BIRD
05. EMBRACE
06. NINE
07. FOGBOUND
08. STAIN
09. STAY
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・BOOM BOOM SATELLITES | FUJIROCK EXPRESS
・BOOM BOOM SATELLITES@新潟県湯沢町苗場スキー場 | ROCKの総合情報サイトVif
詳しいレポートはこちらをどうぞ。写真もいいショット満載です。
■MÖTORHEAD(GREEN STAGE)
ブンブン終了後急いでグリーンへ。40周年おめでとうございますですよ極悪レミーですよ!!! またもや音が! デカい!!!!! そんで音がいい!!!!! なんか今年のフジは音の良さを実感することが多かったよ……。もうすごい轟音に音圧、これでトリオかよと腰が抜ける音の太さ。レミーはもうおじいちゃんだし、病気もしてるしよぼよぼでだいぶ痩せたし、声もちょっと弱ってるのね。なのにしっかり歌が届くの。音はちょーハードコアで、ドラムはメタルマナーでハイテクかつパワフル、歌はもはやブルーズ。そして重い。重いのにドラムがもたらない。ミッキーのドラムソロがも〜すんばらしかった。スティックも何十本(比喩ではなく)と飛ばしていた。
最後金髪の少年が出てきてメンバーにかわいがられていた。「レミーの子? 孫?」と周囲で話題になる(笑)確かにどっちもいけますな。実際にはミッキーの息子さんだったようで、言われてみれば似ていた。極悪な音とは裏腹に観客の愛をヒシヒシ感じる微笑ましいエンディング。
それにしてもなー、フーファイのデイヴ飛び入りしたかったろうなあ。流れとしても理想的だったじゃないの。怪我さえしてなければね……。
そういえばこの日いちばん見たバンドTシャツはモタへでしたよ。いっかついちょーバイカーな感じの全身スミ入れたような気合い入りまくりのマッチョからちょーかわいい女の子迄幅広い。私もライヴ後Tシャツほしくなった…ファッションからして生き様が滲み出るレミー、カリスマアイコン!
■MANNISH BOYS(RED MARQUEE)
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07月24日(金)
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