ID:43818
I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■UNIT 10th ANNIVERSARY mouse on the keys『dirty realism』
PAの方も寝ずのぶっとおしで仕事していたそうで拍手を贈る。しかしホント今回のPA素晴らしかった、めっちゃ音よかった。ピアノの音が埋もれなかったし、新留さんとのエレピとのバランスもよく、ドラムだけが突出してデカいとも感じなかった。いや、デカいんですけど、それでもピアノの音がクリアで綺麗に聴こえたんです。で、そのピアノの音。やっぱり厚い。「最後の晩餐」が顕著だったかな、単純に鍵盤が物理的に重いってところもあるし、鍵盤を叩いてから音が出る迄のコンマ何秒といったライムラグ、それらがすごく格好いい。初期のインタヴューで「レコーディングではグランドピアノを使っている」と言っていたので、その音をライヴで聴けたことも嬉しかったなあ。

新旧アルバムから万遍なく、新曲っぽいのもあったかな。ネモジュンと佐々木さんもいる編成でインプロパートもあり、ネモジュン作詞・歌唱の「カワハギのうた」もあり(笑・メロディは「the arctic fox」)。そして勿論? 川崎さんのゆったりもったりダイヴ(笑)もあり。ライヴの機会がなかなかないので渇望感が強いし、その少ないライヴのどれもが素晴らしいのですぐ次が観たくなる。でも自分たちのペースでやれるのがいちばんだよね。新譜の準備で曲作りも始めてるとのことで、楽しみにしつつ気長に待っています。

影響を受けてる、新譜でもきっと影響を受けた楽曲が入る、と川崎さんが紹介されていたKuniyukiさんにも拍手。インプロと言うと激しめな印象がありますが、とても静かで美しい音。手触りは滑らかなのにつくりは強靭。繭みたいだった。外の豪雨からUNITが守られてるみたいでした。

そうそうUNIT十周年だそうでおめでとうございます! えっもうそんな? て感じ。川崎さんのMCじゃないけど、ホント大人になってからの十年とかあっと言う間ですな。

07月20日(日)
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