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I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
by kai
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■LÄ-PPISCH 25th Anniversary『Tag of war』Vol.4
・とにかくいろいろあったのですが、ステージ上のこと以外で印象に残ったことと言えば観客の様子。レピッシュの演奏が始まったとき、民生が登場したとき、それぞれにいろんな反応があったけれど、それらが明らかにカオスに陥ったのは「プレゼント」からだった。ここからのフロアの雰囲気…歓声、どよめき、悲鳴、笑い声が凄まじい速度で入れ替わる、沢山の、それはもう夥しい程のさまざまな感情が入り交じった空気。これはちょっと忘れ難いものだった。今でも思い出すと鳥肌がたつ

・思い込みかもしれない。でも、直前の恭一のギターノイズから「きた、『プレゼント』だ!」と言う空気でフロアがピンと張りつめたように感じた。レピッシュのライヴに民生を迎えるとなれば、この曲をやらない訳がないと思っていたひとは多かっただろう。イントロが始まったときのわっ、と言う歓声には、「とうとうこれをライヴで聴けるときがきた」「しかもバックを務めるのがレピッシュのメンバーだ」「そしてこれは、上田現の曲だ」と言う、願いが叶ったこと、それが予想を上回る編成だったことへの繊細なニュアンスが含まれていたようだった

・あの高音を地声で唄い切った民生(まさに渾身、だった)、それを迎え入れ、共に歩を進めるかのような恭一、tatsu、矢野さん、奥野さんの演奏。それを舞台袖で聴いていたであろうマグミ。恭一言うところの“戦友”だ。そしてそれに聴き入る観客たち。現ちゃんへの悼み、曲を残してくれたことへの感謝。そしてその曲と言うものは、演奏されること、聴かれることで何度でも甦る。あの場には音楽への敬意があった

・続いて「マシマロ」、乗ってるバンドにしか出せないドライヴ感で一気に後半戦へと走り出す。ここからレピッシュと民生(カヴァー含む)のナンバーを交互にやっていく訳ですが、まあまさかここ迄ガッツリ組むとは。リハを二日やったと言っていたのでこれは結構共演曲があるのだな、「プレゼント」と何だろう…と思ってはいたが……イントロが鳴る度ものすごい歓声が上がったのだけど、やはりそれが最大になったのは恭一が「大迷惑」のあのリフを弾き始めたとき。あのときの会場の混乱っぷりは筆舌に尽くし難い。驚きと歓喜が入り交じったどよめき、悲鳴、叫び、それらが波状で爆発した

・恭一は得意満面な笑顔。後ろの段差があるエリアで観ていたのですが、そこからでも恭一が満面の笑みだったのが判ったよ。自分視力はかなりいい方なのですがそれだけではないな、恭一の口が大きいからだな(笑)そしてきっと、笑顔の伝達力みたいなものがすごく大きかったんだと思う

・で、この辺り後日落ち着いてくる毎に思い返していたんですが、今のレピッシュの演奏、すごくいいんです。いや前から演奏力のあったバンドだけど、そしてそれがバカ度のせい(おかげ)で伝わりづらいところも魅力なんですけど、今の編成、演奏力とはまた別のアンサンブルと言うか…プレイヤーの呼吸が合っている感じ。矢野さんのドラミング、奥野さんのピアノ、オルガン(ときどき巧過ぎて我に返るが(笑)いやほら現ちゃんの演奏はそりゃもう独特のものだったから)と、恭一、tatsuの演奏のバランスがしっくりきている

・雪好が辞めて、矢野さんを迎えて、現ちゃんが辞めて、増井くんがPercやKeyを兼任して、現ちゃんの追悼ライヴでは松本大英がマニピュレーションを担当して、と言った紆余曲折を経た上での今だ。しかも唯一埋められていなかったパート、Saxを今では奥野さんが吹いている(笑)

・こうなると今年出すと明言された新譜も楽しみで仕方がない!

・レピッシュの面々による民生の曲の演奏がまたよかった。「演奏すげー巧いバンドだな!」と改めて思った。勿論巧いだけじゃない。「イージュー★ライダー」での民生、マグミ、恭一のハモりや「MATSURI・365」での民生と恭一のギターバトル。これを巧いだけで片付けられるか。技術、プレイヤーの華、阿吽の呼吸、そして必ずある毒とユーモア。マジックが必然的に起きるかのようなこのメンツ

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セットリスト(秘密です)

01. miracle
02. COMPLEX
03. HARD LIFE
04. サイクリング
05. ハーメルン
06. ANIMAL BEAT
07. LAULA
08. ガンジー
09. パーティ

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06月28日(木)
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